黒兎月ですよっと
 
蒼の彼方のフォーリズム レビュー

2015-01-25 Sun 21:28Σヽ(゚∀゚;)トウコウ
新年一発目はあおかな!
発売前からTVアニメ決まったりと勢いがすごいspriteさんとこの新作をプレイです。



概要

タイトル:蒼の彼方のフォーリズム
メーカー:sprite
公式ページ:http://aokana.net/

150125_01.jpg

ジャンル:少女たちが空で闘い、恋を知るADV
シナリオ:木緒なち、渡辺僚一、陸奥竜介
原画:鈴森、悠木いつか
音楽:Elements Garden

歌:7曲
 Wings of Courage ~空を超えて~(川田まみ)
 INFINITE SKY(KOTOKO)
 空恋 –sorakoi-(倉科明日香)
 Sense of Life(藤沢みさき)
 Millions of You(有坂真白)
 NIGNT FLIGHT(市ノ瀬莉佳)
 Sky is the limit(川田まみ)
CG:129枚(差分除く)
SDCG:22枚
BGM:音楽鑑賞モードなしのため不明
Hシーン:9シーン
プレイ時間:24時間

小さかった頃に見上げた空に、
いちばん近くにいるのが、自分だと思っていた。
これがあれば、どこへもいけると。
誰よりも先に、彼方へ行けると。
そう、信じていた――――

そらを飛ぶことが、自転車に乗るぐらい簡単にできる世界。
そこで流行しているスポーツ「フライングサーカス」。
かつて、そのスポーツで将来を期待されていた主人公は、
圧倒的な敗北による挫折と、ある理由からそこを離れていた。
だが、転校生である倉科明日香に出会い、
空の飛び方を教えるうちに昔の熱が戻ってくる。
立場が変わっての「フライングサーカス」への出場j。
明日香の手を握った主人公は、今度はどこまで高く飛べるのか。
「空を飛ぶ」ことを巡って出会ったふたりと、
その仲間たちが贈る青春恋愛物語。


公式ページSTORYより引用


シナリオ


予想を超えるおもしろさ!

だけど後もう一押しほしかった!



まず、色々こまいこと言う前に端的にいって十分おもしろかったです。
僕的には1月の時点で今年プレイの上位には入るな~っと思うほどには(発売は去年ですがw)。
ただ、予想を超えて面白かっただけに、設定がよかっただけに、
いやいやこの作品はもっともっと上のレベルに行けたでしょ!!
っと思ってしまったわけですよ~

さて、この作品全体的にはスポーツを主体とした学園青春もの。
ポイントとなるのがこの“フライングサーカス(以後FC)”と呼ばれる
本作オリジナルとなるスポーツなわけです。

空を華麗に舞い、男女の差による実力差は少なく、1対1という設定のため、
作中を通して色んなキャラ達とやりあえたり、
相手のプレイスタイルが違うと顕著に見せ方かた(プレイの仕方)が変わったりします。
そして、見るポイントが1組に絞られている点からかなり熱中して見られますし、
飽きの事ない異なるバトルが作品を通し展開されるので熱い!

ただ、スポーツものをやるとよくマイナス点として言われるのがご都合主義的な勝利……
初めてすぐの主人公たちがいとも簡単に強豪チームとかに勝ってしまうというもの。

本作のこの点に対する見せ方としては、徹底して“才能”を前面にプッシュするというもの。
かつて天才と言われた主人、世界大会でも実績のある葵、
そしてそんな彼らさえにも恐怖さえ抱く才能を見せつける……
ヒロイン勢全員に才能の程度の差こそあれ、必ず何かしらの描写がされています。
そんなわけで、事前に各キャラ間の強さの差というものがわかるため、
勝敗の結果はなるべき結果の範囲内に落ち着いたという感じがあります。

それにしてもいいですよね~こういう才能がらみをねちっこくいく話大好物です。
天才肌の人物が本当の天才を前に絶望のどん底に落とされるシーンとか、
天才だけが見ることができる眺めとか、そんな感じのエピソード回りがGoodです!
後は、努力だけでダメなら別の手段で勝とうとする姿勢もシナリオ的には)好きです。

まぁ、ぶっちゃけ最後は落ち着くとこに落ち着いてしまう、予想通りの結末なのですが、
ちゃんと最後の結末を納得させられるだけの描写はあったと思うので、
ご都合主義的には見えず、しっかりまとまったなという感じだったというわけです。
後、個人競技ゆえにその人だけの実力がものを言う点も大きかったかと。



ただ、上記で述べたように好きな傾向の話だったゆえに期待が高まり過ぎて
おしいな~っと思う点が何点かあります。
1.主人公ラブな真藤にもっと見せ場が欲しかった
2.主人公の挫折の理由事態はいいが、その実体がわりとしょっぱい
3.グランドルートぉぉぉ……

うん、ほぼほぼ主人公関係。
ってかあんだけ思わせぶりな描写多い割に最後まで期待に答えない主人公。
うーん、グランドルートで一花咲かせると思っていただけに残念。

後は上記に絡んで真藤さん。
こっちもヒロインルートでは都合の良いキャラ扱いで終わっていたから
最後に見せ場あると思ったのにな……彼の熱さ嫌いじゃない。
……まぁ、結論的にはあれだ。グランドルートが期待を裏切ってくれたというわけですねw



話は変わり、ヒロイン勢とのイチャラブはどうだったのかというと、こちらは結構マイルドな感じでした。
僕的にはあまったるいのはノーサンキュー派なんでちょうど良かったんですが、
人によっては物足りなく感じるのではないでしょうか?

上記までの感想を見ても分かる通り、このゲームFCの方が主体なんです。
なんで、ヒロイン勢とのイチャラブもあるにはあるんですが、
どうもこっちは学園ものの定番にそった程度のできなので印象薄いんですよね~
逆にFC部分の話があまりガツガツしていないちっこい娘のルートは甘め成分高めでしたが。



後、気になる点としてはルート間の印象は結構違ったかな~
明日香とみさきが殆ど主体で、真白はみさき絡みでなんとか本筋に絡んだ感じ、
莉佳はすっげーとってつけたような感じでしたw

もう一歩踏み込むと、
明日香は主人公にもう一度FCの素晴らしさを教える光輝く王道的な話、
みさきは主人公が敗れた才能の壁を克服する泥臭めの話
ってところかな~
みさきルートがもう一工夫欲しかったな……マジで惜しかった。

ってかアニメ化もあるし、実は今後の作品展開を考えて主人公の話が微妙ってのもあるのかな~
っと最後に思ってみたりもw
以上、シナリオはこんなところで。



キャラクター


本作、僕的には珍しいことに登場人物がそれなりにいる割にはヒロイン勢が良く感じました。
ただし一部例外はありますがw
何はともあれ、ここでは主に各ヒロイン勢にふれていきますかね~

倉科 明日香



ふんわり笑顔に秘めたるFC才能

本作の筆頭ヒロインたる明日香。
キャラ紹介とかのページにもあるようにやや天然気質、そして無邪気な好奇心旺盛っ娘。
その好奇心故にFCへ多大な興味を惹かれ、その虜となっていきます。

ただの学園ものだと、上記の設定ではちょっと抜けていて可愛い子になります。
がしかし、本作ではここにFCの才能ってものが加わってきます。
良く言えば飛び抜けている、悪く言えばズレているとも言えるその感性、
そしてFC技術の習得&適応具合はやがて、
その無邪気さ故に一部のメンバーに恐怖さえ与えていきます。

っと言うのが実際のシナリオをプレイしてみての彼女の立ち位置。
なんというか、捉え方次第で天使にも悪魔にもなりそうな存在ですかね?w
正直プレイ前の設定だけ見ただけだとあまり好きなタイプではなかったんですが、
プレイしてみるとかな~~~り好感度あがりましたね。
明日香が好きというよりは、シナリオを面白くしてくるキャラとして気に入ったという感じですが。

ただ、本人は無自覚なので、彼女の本質……いや価値かな?をわかってくれる人が
いてこそってのもありますが。
そんなわけで、主人公、みさき、真藤あたりとの掛け合い、関係等が見どころですね。



鳶沢 みさき



天才肌の食いしん坊ガール


っというファーストインプレッションもありましたが、その実結構あついものを秘めた女の子。
個人的にはヒロイン勢の中で一番お気に入りですね。

最初の一言でも言ったけど彼女を見る上でポイントとなるのは天才“肌”のキャラってこと。
勉強、運動、FCにしろ、やれば大体なんでもある程度はできてしまう彼女。
がしかし、本物の天才ではない彼女は遂に本物を……明日香を見て、
彼女が回りに認められていくのを見て激しい影響を受けます。
受けた影響による彼女の行動はルートによって方向性が大分別れ、
背を向け逃げ出したり、自分の程度をわきまえた上で受け止めたり、
はたまた自身を変えるべく行動したりっといった具合。
日常パートでの自由気ままな猫っぽい仕草とは裏腹に、
芯となる部分には強い思いがあるゆえに行動が顕著となるのでしょう。

また、彼女はわりと色んな人から酷なことを言われたり、見せつけられます。
みさきのプレイスタイルは面白くないと言われたり、
才能に頼り考えてプレイしてないみさきは強くなれないと言われたり、
ライバル視した真藤には袖にされ彼は明日香にしか本気を見せなかったりetc…
わりと踏んだり蹴ったりですねw

後はある意味主人公と類似した経験をしているので、
主人公と想いを共感しながら2人でどう立ち向かっていくかあたりが見どころ。
後は明日香は+の気持ちで振れ幅が大きいのに対して、
みさきは+-での触れ幅が大きのでそこらへんどっちが気に入るかもポイントになるかも



有坂 真白



Theマスコットキャラ!


うむ、この一言につきますね。
彼女序盤から言われている通りFCの才能もなく、
秀でた運動神経等があるわけでもないので、才能やFCの話とかはわりとマイルドな感じ。
みさきにごろにゃん状態だったのが、対象が主人公に移り、
男女の恋仲で甘える様を楽しめればおそらく真白を満喫したと言えるでしょう。

もちろんFCの話もありますが、
明日香やみさきの本当に上手くなりたいor壁を超えたい的な姿勢よりは、
私を認めて欲しい的な方向性で話が進んでいたかな?
まぁ、もちろん対象となるのは……ですね。
何はともあれ、彼女のルート問わずマスコットキャラとして堪能して上げるのが良いでしょう。



市ノ瀬 莉佳



正直いらない子じゃね?

うん、ごめんぶっちゃけの感想これですわ。
彼女は他の学校の所属、FCの腕前&才能も普通に上手い止まり、また性格面は真面目っと、
なんというか他ヒロインと関係性は薄いわ、何見ても優等生止まりと面白みがないキャラ。
そんなわけで彼女の話は他のキャラと比べるとかなり脇道にそれた感じになります。

まぁ、そんなルートの話自体を置いとくにしても、
他のヒロインルートでもパッとした活躍も重要性もなく、
わざわざヒロイン勢の一角でせず普通にモブでもよかったんでね?っと思ったわけです。
むしろ窓果のほうがよっぽどヒロイン属性あったきがするな~
そんなわけで特に書くことないし、このキャラはこんなところで。




CG&立ち絵

CGのクオリティはかなり満足!


枚数は多めな方だし咥えてSDCGもありますからね。
また、エロCGの比率がかなり低めで2割ないくらいかな?
おかげで通常のCGに大分枚数を避けているし、CGのバリエーションもかなり高い。

日常系や恋人としての一時は言うに及ばず、
FCやっている時の躍動感のあるCG、
グラシュがあり空をとぶ前提だから見せられる構図のCG、
にこやかな感じだけでなく絶望や壁を感じさせるCGなどなど。
僕としてはかなり満足の構成、内容でしたのでCGもオススメ!
また、ギャラリーでは見られないけど、
試合中に選手が動いて軌跡を見せるようなCGも結構あったはず。
なんで見られないんだろうか?(最初の方に書いたCG枚数にも入っていません)

後は個人的にめっちゃお気に入りのCGが2枚ほどあったのがかなり高評価。
6章ぐらい明日香がとある場面で見せる笑顔があるんですけどあれは……いいね。
物語の流れが差し込まれたあの一枚はブルッときたよ。
もう一枚も同じく6章でみさきが見せる驚愕の顔のCG。
悔しさ、嫉妬、自己嫌悪etc…色んなものがごちゃまぜになった想いがひしひし伝わる1枚でしたね。

そんなわけでいいCG多いのでオススメですよっと。



音楽&映像

音楽も言わずもがなのこのクオリティー。
制作はエレガですし、OP、各キャラ個別のエンディング曲、グランドエンド曲などなどで
これでもかってボリュームのボーカル数ですからね。
特典で曲ついていましたが、おそらく後日まとまったボーカル週とかでるだろうし
すっげー楽しみにしていますよっと!

後、雰囲気を知るためのムービーリンクをはっときます。




その他


作り的な(システム的な)意味でプラスとなる面は特なしかな?
ただ、グリア後のExtraで音楽聞けないのと、
上でも書いたようにFC中のCGが見られないのが残念。



まとめ


どこを見てもハイクオリティ作品!


ですね。
細かい突っ込みどころとか、贅沢言えば物足り面も多々ありますが、
相対的に見て圧倒的にいい作品だと僕は思いました。
ただ、シナリオ重視なんでいちゃらぶ楽しみたいだけの人にはオススメはできませんがね。
何はともあれ、僕的にはオススメなので迷っている人は是非プレイしてみてはいかがでしょうか?

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