黒兎月ですよっと
 
Dies irae ~Interview with Kaziklu Bey~ レビュー

2017-08-29 Tue 00:41Σヽ(゚∀゚;)トウコウ
10月からDiesのアニメも始まるし、その前に積んでいたDies系のゲーム終わらせるか!
っという気分になったので、外伝のイカベイをプレイしたので感想書きますよっと。



概要

タイトル:Dies irae ~Interview with Kaziklu Bey~
メーカー:light
公式ページ:http://www.light.gr.jp/light/products/dies_kaziklubey/

170829_01.jpg

ジャンル:ADV
シナリオ:正田崇
原画:Gユウスケ
音楽:与猶啓至

歌:1曲
 Der Vampir(谷山紀章)
CG(新規):32枚(差分除く)
CG(Diesシリーズからの使い回し):22枚(差分除く)
BGM:9曲
プレイ時間:7時間

俺の母親は姉だった。

ニューヨークのブルックリンにあるヴァンパイア・バー、怪物園で、
対面のインタビュアーに向ける男の言葉はそんなものから始まった。
第二次世界大戦以降、世界中のあらゆる紛争地帯に現れて、暴虐の限りを尽くす白貌のSS将校。
戦場の吸血鬼。彷徨えるハーケンクロイツ。
それは陳腐なオカルトめいた伝説として時に噂されるものだったが、
単なるありきたりな与太話ではない。
彼こそがヴィルヘルム・エーレンブルグ。
世界の敵として、国連が極秘に追い続けている第三帝国の残党。
聖槍十三騎士団という、魔人たちの一人であった。

その彼は今、長年待ち続けた悲願を果たすため日本へ向かおうとしている。
普段なら無視か殺すかしていたであろうインタビューなどに応えているのは、
約束の時を前に高揚した心が生んだ遊びにすぎない。

ともかく、彼はそうした理由で機嫌がよかった。
饒舌であり、感傷的にもなっていた。
ゆえに今へ至るまでの人生を振り返り、その道程を懐かしむ。
問われるがまま、己の過去を明かしていく。

魂に食い込んだ血の呪い。拭い去れぬ水銀の業。
それを自覚した日、ヴィルヘルム・エーレンブルグとは何者であるのかを、
深く刻み付けた少女との物語を。

全部、全部話してやるよ。
そいつとの出会いから、終いまでをな。

公式ページSTORYより引用


シナリオ


兎にも角にもベイ!

初っ端から何が言いたいのか伝わらない気がめっちゃしますが、
タイトルからも分かる通り本作はベイを中心とした話です。

新キャラ以外ではベアトリクスあたりがボチボチ出番多いですが、
こちらは新しい面が見られた、キャラが深まったという感じはなく、
クラウディアとの相性が一番よかったからつなぎで出番が多かったのだろうという感じ。
んで、新キャラ的には3キャラいますが、ぶっちゃけディナはいらない子です。
出番クッソ少ないですし、内容にまったく関係しませんので。

そんなわけでメインの話としては、変わった価値観を持つクラウディアを中心に、
ヴィルヘルムが自分を理解し爪牙としての自分を深めつつ、
クラウディアに抱く価値観の異なるルートヴィヒとの衝突というのが全体的な流れ。
後は”初恋”どころがテーマなんで、やたらデレ気味のヴィルヘルムも見られますが、
甘い感じというよりは、独特のテンポに調子を狂わせられつつ、
振る舞いとしてはヴィルヘルムらしい範疇に収まっていたと思います。
つまるところ、俗に言われる初恋とはだいぶ違った表現になってきますよってこと。

また、バトル面には関しては毎度お馴染み正田卿のものなんで、ここらへんに不安はないですね。
本作は外伝故に積み重ねた世界観&設定もありますから、
それをゴリゴリ深め、活用し、いい感じに描いていたと思います。
最後の最後はちょっと似合わないくらいの熱血漢ぶりはありましたがw

唯一、個人的に微妙かな~という点をあげるとするならば、
彼の業には反しない終わりではあったんですが、
ちょっと綺麗な終わり方過ぎたかな~という感想は否めませんでした。
もっと泥臭く、悲劇的に、”お前は望む相手を必ず取り逃がす!”って感じの
表現を期待しているところもあったんです……
まぁ、彼に焦点が当たった作品であること&クラウディアをヒロインとしてないがしろにできない
ってのを考慮すると納得の範疇ではありますかね。

以上、つらつら書きましたが、端的に言ってすっげー面白かったです!



キャラクター

ちょいちょい出てくるのはたっくさんいますが、
ここではメインとなる3人についてのみサラッと感想書きます。

ヴィルヘルム・エーレンブルグ



三下ヤンキーは今日も元気です

とまぁ、変な初っ端一言ではありますが、
本作においてもヴィルヘルムはヴィルヘルムらしく、
あの口と態度の悪いヤンキー臭い感じのもと活躍しています。
本作では割りと不器用なデレ的な感じもあったり、
人情味もあったりするので、意外とダークヒーロー的な感じに見られるかもしれません。

とは言え本質は変わらないし、本作やるような人はDiesやっているのが前提だと思うので、
個人的には彼の逃れられない業とヘルガとの歪な関係が更にしっかり描写されるのを
楽しむのが吉だとおもいますよー



クラウディア・イェルザレム



個人的には微妙

かな~
キャラ単体としては悪くないし、
ヴィルヘルムとのやり取りとり等もずれているんだけどあっているという、
あのチグハグな感じも悪くはありません。ありませんが……
んー、どうもDiesの他メンツと比べるとアクの強さってのがないんすよね。

後はヒロイン属性強めになっているせいか、どうも描写が綺麗っぽすぎる気がする。
Dies関係のキャラは泥臭さとか、意地汚さとか人間くささが魅力だと思っているんで、
もっと汚くても我欲にまみれている感じが欲しいんですよ、うん。
というわけであまり好みにはならなかったですね。



ルートヴィヒ・ヴァン・ローゼンクランツ



いい感じに空気を読まない男

予想に反して思ったより描写よかったな~と思ったのはむしろこっちの彼。
まぁ、ぶっちゃけ本作におけるヴィルヘルムのライバルというかそんな立ち位置。
最初は何考えてんだこいつ?みたいなところが非常に強いんですが、
後半になって我欲を認め、正直になり、まわりの考え?知らんがなっと行動してくると
こいつは輝いてきます。

物語の流れてきにはかな~り空気読めていない子なんですが、
それゆえにストーリーに刺激を与え、ヴィルヘルムに対していい煽り方していると思います。
また、個人的な欲望にまみれた行動なのに、変なところで一線引いて下がっていたり、
存在の特異性の割に求めていることがちっぽけだったりと全体的にちぐはぐなのも魅力かと。
うん、思っていた以上にいいキャラだったね。




CG&立ち絵

原画Gユウスケさんでlightクオリティなんでここも文句なし!の一言。
新規枚数はボチボチってところですが、
Dies本家のCG使い回し等もあり、作中ではバンバンCGが出るイメージで、
演出的にも文句なしでしたよー
ムービーで演出するところも多いですしね!

個人的にはヘルガにまとわり付かれつつ、創造しているCGがかなり好みです。
これぞベイの抱える業と真骨頂って感じで。



音楽&映像

lightであることと値段帯を考慮してみるとかな~り少な!って印象。
がしかし、相変わらずの与猶さんクオリティで重厚感あるBGMが素晴らしい。
っというわけで、どの曲もかなり耳に残っており、
作品通してまったく不満なかったので個人では大満足かな。

後は何と言っても主題歌がヴィルヘルム……もといきーやん。
こう、なんかおらついている感じの曲がすっげーいいですよね。
というわけでOPリンクをはっておきますね。




その他

CG面でも言ったとおり演出ムービーは今作でも多め。
このプライス帯でも惜しみなくつっこんでくるのはさすがです。



まとめ


外伝として十分面白い!

ですかね。
lightと考えるとややボリュームにかけるところはありますが、
そこはお値段相応ってことでなっとくですし、
全体的には満足な内容だと思います。


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