黒兎月ですよっと
 
果つることなき未来ヨリ レビュー

2017-03-14 Tue 18:36Σヽ(゚∀゚;)トウコウ
ちょいと前に買ってから積んでいた作品はつみら。
ここ最近のチョイスはCVよりやりたい作品を選んでいるので、
この勢いで気になっていたこいつをプレイしましたよっと



概要

タイトル:果つることなき未来ヨリ
メーカー:Front Wing
公式ページ:http://hatsumira.com/

170314_01.jpg

ジャンル:ADV
シナリオ:藤崎竜太、七央結日、かづや、桑島由一
原画:渡辺明夫、フミオ、INO
SD原画:ななかまい
音楽:松本文紀、ピクセルビー

歌:6曲
 果てなき未来 (Rita)
 果たされない約束(micco)
 アイオライト(Duca)
 世界が愛にあふれたら(メルティナ)
 REALIZE(茶太)
 とわなぎ(メルティナ)
CG:123枚(差分除く)
SDCG:14枚(差分除く)
BGM:51曲(ボーカル曲関係除く)
プレイ時間:時間

太平洋戦争時、零戦パイロットをしていた下士官・三森一郎は
敵艦への特攻を敢行した瞬間、
どこだが解らない砂漠へと飛ばされ墜落してしまう。

そして、砂漠を放浪し死にかけていたところ、
竜に姿を変えるお姫様に助けられるのだった。

ここがどこだが解らない、どうやって帰ればいいのかも解らない。
しかし、交わした約束のもと、たとえその先に死が待っていようとも、
なんとしても日本に帰らなければならない。と一郎は決意するのだった。

公式ページストーリーより引用


シナリオ

章ごとには良いけど、全体的にはやや微妙

ですかね~
本作は戦時中の主人公が異人が当たり前にいるファンタージな世界に飛ばされ、
自分の世界へ帰るべく奮闘しつつ、現代の戦時で培った知識と技術を駆使する中で、
はつみらの世界をゴリゴリ~っと革新していく物語っといったところでしょうか?

さて、そんな本作のシナリオ上で特にポイントとなるのは下記の内容。

・主人公は戦時中の最前で戦っていたバリバリの軍人
・章毎に各部族の諸問題を解決して味方につける異人連合サイドの視点
・何かありそうな雰囲気プンプンしつつ、実は大したことない設定

まず1点目は主人公がバリバリの軍人ということ。
個人的にはこの作品でおもしろくできた要素はなんといってもこれ!
なんたって主人公のキャラが濃い!!
異世界ファンタジーものではよくある、現代の何気ない学生が~的な流れじゃなく、
戦時下……しかも敗戦間際の前線兵士、ぶっちゃけ特攻した一人。
そんなわけで自身の信念というか、行動理念に対する思い&考えがめっちゃ強く、
それが凄まじい存在感を放っています。

また、はつみらの世界も戦時とは言え、
そのあまりにも”なっていない”戦争の仕方に呆れ、怒りさえ覚えた主人公が介入し、
衝突しながら……むしろ衝突ばっかのコミュニケーションを取りながら、
改善&成長し、仲間として認めていくプロセスは非常に良いものがあります。
また、この中には異文化からくる勘違いなどもあるのですが、
それがなかなかに良い味を付け加えてくれ、
あまりガチガチにならず、程よいコミカル具合を演出できていました。
まぁ、ここらへんをざ~~くり言うとキャラ同士の掛け合いはよかったということです。


2点目は完全に残念な方向になってしまったかな~という感じ。
本作の基本プロセスは
①ユキカゼ一派が他の種族に協力を求める
②その種族は何かしら問題があって協力できない
③主人公たちがその問題を解決して仲間になる
で構成されます。
章単位で見た場合、章ごとのクオリティの差はかなりあれど、
一通りのポイントは抑えられており、それぞれのルートでの起承転結や、
盛り上がりとかもなかなか悪くないと思います。

ただ如何せん、これが章ごとにぶつ切り感がめっちゃくちゃ強いんですよ。
なんといいますか、章を比較した時に大きな矛盾とかはないんだけど、
章を積み重ねることで世界観の深掘りしたり、作品全体の面白さをあげようという、
章間を超えての高め合いがないって感じ。
章の中で話が閉じているって言えばいいのかな?

わかりやすいとこで言えば、章をこえると前の章で出ていたヒロインの出番は激減。
もはやいなくなったんじゃね?レベルだったり、取ってつけた程度の出番だったり……
後は最終決戦とかも練りに練って協調した作戦のもとに一致団結して反抗ってわけでもなく、
自分は自分のこだわりがあるから戦う。
邪魔はしないし無理強いも理解も求めないんで、みんな勝手にやってね?っという感じ。
戦場も完全に違うし、なんか結局種族間で断絶しているな~という印象でした。



3点目は主人公がこの世界に呼ばれた理由だとか、
各種族が持つ伝承、数百年前に起きた戦争とマジ―と呼ばれる存在の秘密は……に関して。
アイラのルートの時はそこらへん求めるのが主人公の主目的だったし、
断片的な情報拾ったりで”おっ?これはつなぎあわえていくと何か壮大な設定or秘密が!?”
っとプンプン匂わせているのに、章を重ねるごとにその目的は自然消滅の方向に向かい、
”過去の遺物とか設定はまぁあったけど、そんなんどうでもいいので今の戦争終わらせて”
という結論になります。
ぶっちゃけ重要なのはハイテクノロジーの兵器が遺産としてあること、
神同士が直接まではいかないけど好き勝手世界に介入しているって点だけです。
意味ありげにでてくるマジーとか言う人物とか、伝承とかにはぶっちゃけほぼ意味ないです。
そんなわけでココらへんはかな~り肩透かしを食らった感じ。



とまぁ、シナリオ的にはこんなところかな?
まとめると章単位などで見ると掛け合いもよいので面白いけど、
全部一体となったシナリオとしては不完全燃焼な部分が多いって感じでした。



キャラクター

本作は登場キャラがわんさかいるんで誰について感想書くべきかな~っと思ったんですが、
ここは各ヒロインについて触れていくのがいいですかね、やっぱ。

三森一郎



一本気質な海軍魂がGood!

本人が度々に口にする”海軍の軍人は~”が物語るように軍人気質に染まりきった人間。
何につけても気が強く喧嘩っ早い、まずは威嚇し噛み付くなど感情的な箇所は多々見られますが、
客観的に戦術&技術を重要視していたり、補給や新兵の教育など一戦場だけでなく、
全体や先を見越した視点も持っていたりします。
かと思ったら、一戦場で無謀とも言える突貫をしたり、
建前と本音が別々ないいことだ、ここは(この程度の戦場で)天国だな的なことを言ったりと、
深い自論があるんだな思わせたり、理想と現実、理性と感情間でちぐはぐさを見せてくれます。

何だかんだで物語を勧めていけば彼自身は思慮深い人間ではあるが、
時代が単純さをゆるさず、戦い続けた戦場と敗戦が決定的というここにいたり、
独特の価値観と思考を根付かせたんだな~とわかります。

そんなわけで彼の魅力的なところは破天荒さもありつつ、
技術と経験、そして肝の座った度胸が切り開いていく爽快感、
それらの行動の根幹をなす彼の価値観ってところでしょう。

周囲……ひいてははつみらの世界に対する技術的な影響も、精神的な影響も大であり、
彼があってこそ本作の面白い面はあるといって間違いないでしょう!
単純に確固たる信念を持ち、行動力旺盛な主人公というのは魅力的なものです。



ユキカゼ・ジーンブラッド



尖った良さはないが全体的出番が多く活躍は○

バラウールの総大将を務め、竜族の姫でもあるThe偉い人。
そんな立ち位置的なことはもちろん、
本人は竜族の姫として立派な竜にもなれ能力的にもハイスペックなわけですが、
ぶっちゃけ一郎の世話係という苦労人気質が何よりも目立つお姫様。
端的に言うと振り回されっぱなしなんですよねw

また、全体的なストーリー上の活躍と言えば彼女の出番は多いです。
ルートとか章によってはだいぶ出番減りますが、まるっきし登場しないってことはないですし、
反乱軍の総大将ってことで何かと出番は多いですし、美味しいところもおおいですからねー
まぁ、この手のキャラにありがちで総大将のくせに前線とかに意気揚々と首をつっこんでいくので、
それで出番多いってこともありますがw
そこらへんは活躍のためご愛嬌あるキャラってところでゆるしましょうw



アイラ=ライオ=カミリア



可愛らしさ&活躍と両面からGood

誇り高きルルカリオンの一員ってことで、その性格も一族を代表したようなものとなっています。
他のどのヒロインよりも一族自体を、そして一族としての誇りや在り方を大切にしており、
実よりも名を重視するような言動や行動が多いです。
また、犬族らしく攻撃的で排他的なことはありますが、
一度仲間と認めてしまうと絆は他の追随を許さない感じになります。
仲間側の視点からみると、噛みつきつつじゃれる感じや
尻尾ふりふりで期待していそうな様とか、
言動と態度がチグハグな……要は素直になれない感じとかが愛くるしいですね。

シナリオ面的なところから合わせると、キャラ自体は脳筋派的なところはあるにも関わらず、
キュリオとの愛憎渦巻く関係性、ファルとの友人のような母子のような関係など、
なんとも一言では表しづらい複雑な人間模様を見せてくれるのも良かったと思います。
後は姫さんと違ってガッチガチの一戦士なんで、
何かと争いや戦闘が絶えない本作において出番も多く、
つまるとこ使い勝手の良いキャラのように見受けられました。

以上より、活躍、可愛らしさ、キャラ間の関係性など全体的に見どころ多いキャラでしたね。



メルティナ



エロ担当

端的に言ってこのイメージ以外なんもないかな?
ユキカゼのように戦闘の指揮官にしてその実戦場の花形たる飛竜ではなく、
アイラのようにバリバリの一兵隊ってわけもなく、
ジーナのように技術者ってわけでもない……っとなりゃーエロに走るしかないよね!
ってかマジで彼女のルート行かないと人魚族の章以外何していたのかすらわらからん。
そして彼女のルートやっていない僕的にはガチで印象ないんですわ……
まぁ、ボディスペック的には目立ってたけどそんだけだよね、うん。
後は人魚族は竜や犬猫と比べると自己主張や我が少ないってことも関係あるかな~
うん、中身のある感想マジでないですがそんなイメージでした。



リア



テーマ性的には良さそう

メルティナ同様、基本的に戦闘不向きで指揮官&技術者でもないって事に加え、
彼女の出番は一番遅いってことも合わさり、メルティナに輪をかけて出番が少ないです。
キャラ的にユキカゼ達とも絡みほとんどないですから、そりゃー使い勝手はいまいちですわ。

ただ、リア達一族の章では他のヒロイン勢とはテーマ性がガラッと異なっており、
命や孤独、閉じた世界に過ぎた力など重めの内容が多いです。
人死にとかはアイラの章でもありましたが、あちらはそれを乗り越えようとする感じや、
何が来てもナニクソ!っと立ち向かう感じがありましたが、
リアはもっと内面というか内側に深掘りしていく感じで、
物語としての華やかさ熱い情動的なのはほっとんどありません。

そんなわけで見ていて楽しい感じはないのですが、
何かテーマを見せるっという意味ではなかなか良いキャラだったのかと思います。
まぁ、ルートやっていないんで、実際のところどうかわかってないですがね。



CG&立ち絵

枚数はかなり多め、そして基本は全年齢版ってことでHCG関係もなく、
殆どが物語を楽しませる上でのCGとして使用されています。
そんなわけで、見せ場や盛り上げどころでの使用が多く、良かったと思います。
ただ、意外と戦闘関係では使われていないなーという印象でした。
空戦関係は多かったですが、
もっとバトル関係多いのかと思っていましたがそうでもなかったです。

後はキャラが多いですが、使用されている立ち絵が多いのも高評価。
キャラ多くても絵なしの名前だけだと存在感なくてのめり込めないですからね~
その点本作は大変よろしかったと思います。



音楽&映像

圧倒的なボリューム。
ボーカル6曲、BGMも50曲オーバーとかな~り気合入っております。

ムービーもOP、CMと色々ありますが、ここではOPはっておきますね。



その他

X-RATED版あり。
えっちぃのやりたい人はパッチの購入を是非に。



まとめ


面白いけど、設定は活かしきれず

ってところかな~
悪くはなかったです。はい。

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