黒兎月ですよっと
 
シンソウノイズ 受信探偵の事件簿 レビュー

2017-04-08 Sat 12:00Σヽ(゚∀゚;)トウコウ
声優的にも、システム的にも、CG的には気になっていた今年の作品シンソウノイズ!
ちょいとゲーム性あるものやりたくなったというのもあるので、このタイミングでプレイです。



概要

タイトル:シンソウノイズ 受信探偵の事件簿
メーカー:Azurite
公式ページ:http://www.digination-dmm.com/azurite/shinso/

170408_01.jpg

ジャンル:ミステリー・サスペンスADV
シナリオ:海原望、禾刀郷 、茗荷屋甚六
原画:はましま薫夫
SD原画:せいま
音楽:未来

歌:2曲
 シンソウノイズ(霜月はるか、Ceui)
 voice(Astilbe × arenddsii)
CG:80枚(差分除く)
BGM:34曲
Hシーン:12シーン
プレイ時間:26時間

大都会近郊のベッドタウンである静乃宮(しずのみや)。
都市側はそれなりに拓けており都会的なランドマークが多く、
海側には豊かな自然が残っている。
この町の中央にある「静乃宮学園」では、
スポーツ系の部員たちは近隣の大公園をランニングに使い、
帰宅部の面々は都会方面に繰り出して年齢相応の遊びを楽しむ、
そんな放課後を送っている。
今年の春「静乃宮学園」に入学した橘一真(たちばな・かずま)は、
他人の心象を受信する能力を持っていた。
他人の心が分かるといえば便利そうだが、「実際はどの意識が誰のものかわからない」
「対象が複数いると入り混じって受信する」という中途半端なもの。
生まれながらの能力ではあるが、完全に制御できるものではなく、
否応なしになだれこんでくる人々の意志に振り回されることもしばしば。
それでも日々制御する訓練を重ねつつ、なんとか人並みの学園生活を送っている。
「静乃宮学園」では、1年を通じて様々な行事を共にこなしていく
グループ「行動班」を組む教育方針をとっている。
「気持ちのいいメンバーと楽しい1年を過ごしたい」という生徒たちの思いをよそに、
メンバーは無慈悲にもくじ引きで決まる。
人付き合いの苦手な一真の元に集まったのは個性の塊の様なメンバーだった。
無口でクールな雪本さくら
天然でポケポケしている桃園萌花
快活で運動神経抜群の風間夏希
自称霊感少女の黒月沙彩
演劇部に所属する美女大鳥百合子
運動はできるが頭が弱い北上陽一
モテる事しか考えていない高永瞬太
8人はまとまることもなく、ただ同じ「行動班」であるという事で
最小限の付き合いをしつつも行動を共にする。
そんな中、女子更衣室からの盗難事件が発生する。
これは、後に「受信探偵」と称される様になる、
橘一真のはじまりの事件であった…。

公式ページSTORYより引用


シナリオ


謎解きとしてはボチボチ、キャラ描写はGood!

かな?
さて、本作ですがタイトル&シナリオの概要などから分かるように推理モノ……
というと多少言いすぎかもしれませんが、ノリ的には逆転裁判とかそっち系。

まず主軸として1本主人公たちの身近で衝撃的な事件が発生し、
同じ班(仲間)の中に犯人がいそうだという状況のなか真実を求めていこうとします。
ただ、日々を過ごす中でも色々な事件に遭遇し、出会う事件をも解決していくと言う流れ。
まぁ、もうちょい端的に言うと1章1事件で、各事件では仲間への理解を深めつつ、
最後は仲間の中に犯人がいるだろう事件に望むって感じ。

んで、本作で特徴となるのは心の声が聞こえるという設定。
推理モノで超能力ってどうなんよ?って意見もあるとおもいますが、
前半はこれがなかなかいい具合に演出されています。
声は聞こえるが誰のかわからないってことでボイスチェンジャー的な声、
のっぺりした抑揚での声が随所で入ります。
これが、キャラの表面的なふるまいと本音をうまく使い分けていたり
覆わず漏れた本音や叫び、要所要所で聞こえる犯人の声と言った具合で使われており、
キャラが見せるギャップ、謎解きものとしての絶妙なヒントとしてすっげーいい感じなんです。


そう……前半は!!!


なんでかっていうと後半はここらへんの超能力設定が行き過ぎて、
後半は超能力ありきの推理ものになるんですわ。
しかも能力コピーあり、だれでも使えるとかいうぶつまで出てきてなんじゃそりゃと……
うーん、たしかに主人公だけ超能力的なのもっているのなんかおかしくね?
ってのはあると思うけど、そこらへんは無理やり押し通して、
謎解きはそういうのなしでやってほしかったなーっと。
というわけで謎解き的な意味でのシナリオは前半までは大変おもしろく楽しめましたってとこで。

んで、キャラの描写的な意味でのシナリオは本作かなりいい作品だったと思う。
ありがちな高感度初っ端からMAXのエロゲと違い、
最初は苦手意識があり本音や建前があったのに、
徐々に理解を深め、自分の本当の一面を見せていくプロセスは、
この心の声が聞こえるって演出でかな~りいい具合で描写されていたと思う。
百合子、沙彩あたりが特に良かったですね、ええ。
後は良い子ちゃんだけでなかったり、がちでお調子ものがいたり、
サブキャラにはガチクソ野郎がいたりとダメな方もしっかり描写しているのも大変○。
また、心の声を聞こえてしまうがゆえの勘違いとかもあり、
おぉ~うまく使えているじゃんこの設定的なところもあったしね。
まぁ、ここらへんはミステリアスガールのさくらの大健闘ってことで。
というわけで再度いいますが、


キャラ描写としてのシナリオは大変Good!


です。はい。
シナリオ的なまとめとしては、謎解きは後半ややグダるとこがありますが、
全体的には色々おもしろい……というか興味深くやれる作品だったと思いますよ。



キャラクター

本作めっちゃ好き!ってキャラが多いわけではないですが、
作品に合うorいい味だしていたって意味での良キャラは大変多いです。
メイン勢はほぼ高評価ですが、中でも自分的にポイント高かったメンツについて感想を書いてみる。


風間 夏希



感情の起伏差が○

個人的に好みではないけど作品のキャラとしては良かったなと思った夏希。
サバサバ系って紹介が公式ページでされていますが、
作品終えてみるとたぶんいちばんねちっこかったのは彼女だと思う。

当初は主人公含め周囲への苦手意識等から取り繕いつつも嫌悪感露骨だったのに、
あるきっかけで良いなと思ったら良い面しか見えなくなる盲目っぷり。
感情とか雰囲気とか一面的なものにだいぶ左右されがちな、端的に言うとちょろいん。

そんな彼女は作中でも色々と感情の浮き沈みが激しく、
魅力的ではないものの人間らしさというか、そういうのがすっごい映えていたと思う。
他メンツがのーてんきちゃんだったり、年相応じゃない落ち着きっぷりだったり、
どっかにとんがっているメンツばっかだったからね~
そんなわけで作品を構成するキャラとしては○をあげたい。


黒月 沙彩



本作で一番Good!

人懐っこい不思議ちゃん……かと思いきや一番空気を読めて愛嬌もあるナイスガール。
物語の当初こそ見た目にそった不思議発言やら、
無駄に馴れ馴れしい態度がやや目に着く感じですが、
それはなむにやまれぬ理由があってのこと……っというのが途中からわかります。

そんな彼女の一面を知るとなんで彼女があんな態度で振る舞っていたのかしみじみわかるし、
色々ある理由やら制限の中でうまく自分のポジションを獲得し、
さらにはなんだかんだそれを楽しんでいるという面が見えてきます。
そこまで分かると実はすっげー空気読めて気配りしているのも分かるし、
あんなキャラしているのに自分のことも嫌われ過ぎない絶妙なバランスに位置づけ、
環境に合わせるのがすっげー優秀な子というのがわかります。

しかし後半になると仲良くなり過ぎて気が緩んだのか、
ちょいちょいうっかり(と言っても主人公が受信して分かる程度)をし、
それを恥じて照れる姿などがなかなかに可愛らしい。
そんな全方位に優秀な彼女にたりないのは胸ぐらいでしょう(おい



大鳥 百合子



大人びた魅力が良い。後エロい

見た目に沿った大人びた態度と立ち振舞がポイントの少女。
とは言え、心の声を受信できる主人公としては彼女が結構悩んでいたり、
思いを押し殺している面をちょいちょい見たりします。
がしかし、彼女は徹頭徹尾そのことを目立って表に出すことはなく、
大人の対応を取り続けるなんでこんなに人間ができているんだろ?的なキャラです。
家のしがらみとかも色々在る故にってことろでしょうがね……
そんなわけで大人びすぎていて可愛らしさは他キャラと比べるとだいぶ劣るんですが、
内心は結構乱れることがあるので、ここらへんのギャップにグッと来る人には悪くないはず。

まぁ、後は許嫁いたりするのと大人びた態度ゆえにえっちはNTR的な気分を
味わえる気がしなくもないね、うん。
もっちそこはえっちい体あってこそですが、とりま全体的にエロいっす。この娘。


高永 瞬太



Theお調子者

まさにこの一言が似合うナイスな脇役。
お調子者、女の子好きで頑張る、でもたいてい空回りと、
なんだかんだちょいちょい美味しいところを持っていくんですよね。ネタ的な意味で。

後、最初はぎくしゃくしがちな班員を空回りしつつもうまく取り持とうと頑張る様や
なんやかんやで仲間思い、身内に甘い様は見ていて微笑ましいやつです。
とは言え、その頑張りは誰かの手によってからかわれたりネタになったりもするんですがねw

なにはともあれ、一般的な学生として日々をそれなりに楽しく過ごしたいという
当たり障りない悪友的なポジションがなかなかいい活躍っぷりだったと思うし、
班員間の緩衝材としてもいい立ち位置だったと思う。




CG&立ち絵

陰影と艶やかさがめっちゃGood!

個人的にCG関係はかなりよかったですよ本作。
枚数は多くないですが、その分1枚1枚のクオリティが良かったです。

配分的には1/3程がHシーン、残りが通常のCG。
Hシーン関係は最小にも書いたとおり、どのキャラも艶やかな感じが大変いいですし、
シーン的にもいい感じの多かったかな。いろんなところでやりまくりですしねw

んで、通常系のCGはシーン的にいいのが多かったかな?
日常ののどか1シーン、恋人との1シーン的なのはほとんどなく、
事件上のシーン、心象を大きく揺さぶったシーン、
普段とのギャップが著しいシーンに仲間内での何気ないけど印象的なシーンなどなど、
いい場面をCGしているな~というのが多く大変ポイント高かった。

個人的にはヒロイン勢で花火をしているシーン、
本当の沙彩を見出し始めた館でのシーンあたりがすごい好きでしたよ。
その場の演出だけでなく、振り返ってみると味わい深いってところもポイント高い。

そんなわでCG関係はクオリティ的に大変満足のいくものでした。




音楽&映像

作風にあったシリアス路線系の曲調が多し。
よくあるエロゲの学園ものみたいにポップな曲調はほとんどなかったかな?
CGのほうに意識取られがちだったけど曲も作り込み全体的に良かったとは思いますね。

後はいつもどおりOPのリンクぺたり。
こっちも雰囲気いいので是非見ることをおすすめ。
しもつきんとCeuiさんといういいデュエット曲です。




その他

DMM GAME PLAYER経由で起動。
あんまゲーム内容に直結することじゃないけど、システム的な話。
正直ちょっと面倒くさいけど、まー割れ対策的なあれなんでしょう。
あんまよく知りませんがw



まとめ


推理モノとしてはやや微妙だが、

全体的に高クオリティ!


キャラの見せ方、CGや音楽など全体的に満足です。
主体となる謎解き部分がややもやっとするところはあるので名作とまではいきませんが、
普通に良作と言い切れはする作品だと思います。


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2017年3月下旬購入物 | 黒兎月ですよっと | 志(しんたろーさん 版画)
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