黒兎月ですよっと
 
BALDR SKY Dive1&2 レビュー

2017-06-04 Sun 16:30Σヽ(゚∀゚;)トウコウ
2009年の名作と名高いバルドスカイ。
いつかやらねば思いつつ既に2017年……
や~~~とこさ重い腰をあげ、手をつけてやりきったんで感想書きますよっと。



概要

タイトル:BALDR SKY Dive1、BALDR SKY Dive2
メーカー:戯画
公式ページ:http://www.web-giga.com/baldrsky/

170603_01.jpg

ジャンル:サイバーパンクアクションアドベンチャー
シナリオ:卑影ムラサキwith企画屋
原画:菊池政治
音楽:TGZ SOUNDs(SHIM)、Barbarian On The Groove、Little Wing

歌:4曲
 Restoration ~沈黙の空~(KOTOKO)
 パラダイムシフト(Barbarian On The Groove feat. 片霧烈火)
 jihad(KOTOKO)
 Nano Universe (片霧烈火)
CG:272枚(Dive1&2合わせて、差分除く)
BGM:60曲(ボーカル曲除く)
Hシーン:16シーン
プレイ時間:67時間

永遠に続いて行くと思われた平和な日々…
だがそれは突如終わりを告げる。

それは何気ない日常の崩壊から始まった。

いつものように「あいつ」にやさしく揺り起こされるのを待ちながら
寮のベッドでまどろんでいた甲は、女性の叫び声に起こされる。
目覚めた甲の目の前にあったのは、銃声と爆発の閃光が交錯する戦場。
目の前に迫る機会の爪を受け止めた自分の腕は鋼鉄の甲冑に覆われていた。
ここは仮想?しかしこの光景は一体!?

甲のことを中尉と呼び、自分はその部下だというレインと名乗る女性に促されるまま、
シュミクラムを駆り、仮想の戦場からリアルへ脱出する甲。

脱出した先は清城市。そこは自分の知る学園時代とは似ても似つかない、荒廃した都市であった。
自分が学園生であると思っていた甲は、それは既に数年前のこと、
現在の自分は傭兵として幾多の戦場を潜り抜けてきた凄腕で、
優秀なシュミクラムユーザーであることを知らされる。

自らの人生に大きな意味を持っていたはずの、失われた記憶…。
深い霧に包まれた記憶から浮かび上がってくる事件の名は”灰色のクリスマス”
灰色のクリスマスとは?なぜ自分はその事件を追っていたのか?
その事件に自分はどう関わっていたのか?
過去と現在と二つの記憶を巡りながら、甲はやがてこの世界に起こった重大な事件の顛末と、
その真の意味を知ることになる…。


Dive1の公式ページストーリーより引用


シナリオ


噂に違わぬそつのなさ

前提として2009年を代表する作品ってことで、
プレイ前からハードルとうか期待は相当なものだったんですが、
そこらへん踏まえた上でも全体的に満足できる作品でした。
ただ個人的には全体的に良いのは間違いないんだけど、
個人的な好み・驚きにクリティカルヒットはしなかったかな~というのが正直なところ。
それではもうちょい深掘りして感想書いていく。

まずは全体設定的なことから言うと本作はサイバーパンクアクションと銘打つだけあり、
生物工学的な拡張されたキャラ達による典型的な仮想と現実の織り交ぜ具合が濃厚で、
それに伴う思想の違いや衝突からくる熱い展開、陰謀渦巻く感じが素晴らしいです。
これに主人公が記憶喪失という設定が加わることで、
現実と虚構の境目が怪しくなり、真実と記憶への疑惑、渇望が良い具合に物語を盛り上げます。
後は平行世界的な概念も入ったりで中盤超えたあたりはかな~り複雑怪奇な状態になるわけですが、
結果的にはきれいに紐解かれ、すっきりできるのが素晴らしいところ。
個人的にここはポイント高い。投げっぱで終わらず、きれいにまとめるというのは大事。


また、シナリオ構成的なところから言うと、前にプレイしたフォースもそうでしたが、
各ルートによって主人公の立場が変わるのもGood!
自分たちで真実を追い求めようとしたり、GOATに入ったり、フェンリル入ったりetc...
もといたとこと敵対する組織にも所属するわけで、
そうなると当然見えるもの、考えるものがガラッと変わってくるわけですよ。
考え方が受け入れがたいほど違う故に衝突するわけですからね。
そんなわけで展開の振れ幅、思想の変わり方、持つ情報が変化などから、
徐々に情報を得て謎解明しつつ、でも見え過ぎた故により複雑になって……な
シナリオ展開がよいわけですよ、ええ。

ただ、この点に関して良かったのは間違いないんですが、
上記の通りフォースでも同様の演出&構成だったし、
より突っ込んだ何か、より驚きのある何かがほしかった……というのが正直なところ。
まぁ、高望みしすぎっ……ってのもあるかもしれませんがね。


そして本作をシナリオを語る上で外せないのは演出面でしょう。
これに関しては絶賛してもいいと思う。
戦闘合間のやり取りや会話からシームレスに戦闘に入るのは非常に臨場感あるし、
戦闘中での会話はお互いの信念や思想をぶつけている感じが非常に扱った。
後は、親父とのバトルとかラストバトルとかBGMで主題歌流すとか
反則的に熱いシーンとかもありましからね~
これに関してはマジで文句ない。


ここまではわりと絶賛しまくりな感じがしますが、
では足りなかったところ、十分でなかったところはなんなのかといいますと、
まずは冗長的な描写が多かったこと。特に学生時代のエピソード。
基本路線として、過去と未来を織り交ぜつつ描写しているし、
真実の一辺や根幹となる思いの源泉となるのではずせないところがあるのはわかりますが、
如何せん描写が多いんですわ。

しかも同様のシーンで繰り返し描写されるとこも多い上に、
Dive1&2仕様のため(2から着手してもいいよう1の内容を補完している)、
まったく同じシーンが流れることもあるし、過去回想を強いられるシーンもあります。
さらにシステム面が悪いのが拍車をかけ、
同じシーンなのにルート違いということでスキップできなかったりするんですわ……
じゃー、強制スキップすればいいじゃん?って話になるんですが、
ちょいちょい新しいカット挟んだりするから始末が悪い。
これのせいでだいぶ熱が冷めさせられたり、焦らされたりしたのはだいぶマイナス。

後、これはだいぶ個人的な好みが入りますが、
メインの登場キャラに魅力を感じないってが最大の難点でした。
主人公が優柔不断っぷりと根無し草なところはしゃーないにしても、
ヒロイン勢ほっとんどが後悔と未練の塊みたいなのばっかなんですわ。
要するに暗いし前向きじゃないから見ていて魅了されない。
話としてはいいんだけど、魅力的なキャラがいないとどうも
シナリオにはのめり込めないんですよね……


以上、シナリオ面には関してはこんなものかなー
全体的なできとしては悪くないんだけど、好みにはマッチしなかったのと、
フォースのちょいブラッシュアップ的なところ止まりだった気がするので、
他と比較して絶賛できるとこまでは行かない感じでした。



キャラクター

シナリオ面でも書いたとおりヒロイン勢に微妙なのが多い……
ってことでいつもならヒロイン勢全員にサラッと触れるんですが、
今回は比較的よかったとこだけピックアップします。
後は個人的にピックアップどころを何人か上げてサラサラっと感想書いてみる。


水無月 空&クゥ



導き手として○、ヒロイン力☓

同一キャラ…ではないですが、セットで語ってなんぼなんでまとめて感想書きます。
空は主人公のかつて恋人、そしてクウはそのシミュラクラ。
二人とも灰色のクリスマスにより死んだorなくなったことになっているので、
基本は学園時代のみの出演……っという体になっています(お察しください)

なんで基本は思い出の中に登場という感じで、
主人公の今の行動や考え方に多大な影響を与えたキャラという立ち位置。
まー、わかりやすく言うと過去のキャラなんで、
現代で主人公とのやり取りはいい感じのものがないよってことです。
(限定的なやりとりだったり、謎めいたコンタクトだったりetc...)

そんなわけで物語の導き手としては優秀なんですが、
能動的な行動は少なく、筆頭ヒロインにも関わらず行動が制限されまくりなんで、
描写も少なく魅力的なシーンはないんですわ。
最終ルートでもあんだけ止まりだしね……
というわけで筆頭ヒロインなのに、ヒロインになれなかった不遇なキャラということで。



霧島レイン



ヒロイン勢の中で唯一の良キャラ

主人公に心身ともに捧げるヒロイン。
彼女も後悔にとらわれている一人ではあるのですが、
表立ってそのような様子を見せることは少なく、
またたった一つ自分がし続けることを胸に強く抱いて進んでいます。
また、過去を共有していることもあり、灰色のクリスマス後積み重ねた時間も他を圧倒しており、
そこから来るお互いに理解しあっている様子が良かったと思います。

まー身も蓋もない言い方をしてしまうと主人公にとってめっちゃ都合のいい女だったりもしますがw
仕事はできる、傷は舐め会える、親しいながらも必要以上に踏み込んでは来ないetc...
うん、あんたはいいオンナだとぼかぁー思いますよ。

一方学生時代の彼女の描写は少ないんですが、
個人的にはそこの密度は重要視していないし、
過去と重要なファクターさえ共有できていれば十分でしょと思うんです。
ただ、後半になるとわかるんですが、彼女逞しくなりすぎでしょうw
そんなところも嫌いではないですが。


ジルベルト



Theウザキャラ

ライバルキャラ的立ち位置か?……からの噛ませ犬だったキャラ。
がしかし負けてもあしらわれてもめげずに噛み付いてくる姿、
徹頭徹尾相容れぬ思想をぶつけてくる姿、
倫理観も常識もなんのその俺様理論を振りかざして来る様は尊敬さえ覚えます。
要は理屈が通じないわけで、言葉は交わせるのに会話はまったく交わせないというね。

んで、作中はわりと敵として使い勝手がいいポジションにいるので、
色々雇われては主人公につっかっかってきますので、わりと出番は多め。
うん、あのキャラで出番多いからうざいのなんの(褒め言葉)
ただ、最初こそライバルキャラっぽかったけど後半はガチで道化てきなポジションでしたね……

そうそう個人的にラストの方の局面で、
こいつがウザキャラだったからこそ主人公たちに(意図的ではないが)貢献する場面があります。
あういうこの手のキャラがいたからこそ!って場面は好きでしたね。
そういうわけで、あんた噛ませ犬として優秀だったよ。


門倉 永ニ



いいクソ親父キャラ

主人公の父親にして凄腕の傭兵。
全体を通して出番はそんな多い方ではないんですが、
主人公と喧嘩腰になりつつも親子ゆえの縁というか、
思い合っているゆえのすれ違いやらの描写がなかなかにGood.

後は無駄にカッコつけのところとかがわりと親父キャラとしてすきですね。
実は正義の味方なんだぜ(ドヤ)みたいなシーンとかもっそい好きでしたわ。
ってかあのシーンにだいぶ持って行かれた感はあるし、
Dive1のいっちゃんいいシーンだったと思う。

後はなんやかんや、敵というか、どの組織の長とも因縁やら縁があって、
全体的な流れとしては結構いい役どころ与えられているところもあって、
なかなか外せないキャラでもありますからね~





CG&立ち絵

原画は菊池さん。バルドといったらこの人です。
とは言え、正直自分としてはあまり好みの絵ではないんですよね。
こうなんか局所的にはまるっこいわりに細長いというか、バランス的に。

好みは置いとくとしてCGの内容としては、
だいたい60%ぐらいがキャラCG、25%ぐらいがメカCG、15%がその他って感じ。
枚数見てもらえばわかるけど、量に関してはだいぶ充実している感じ。
Hシーンよりも戦闘CGとか多めなのは素直に評価できる。
バトルものはそうでなくっちゃね!



音楽&映像

jihadは名曲です!

うん、音楽に関しては文句ないどころか大絶賛ですわ。
Dive1&2どちらも良曲揃いですが、その中でもjihadが最高ですよね。
マジでエロゲ曲の中でも屈指の名曲だと思います。

曲が単体でいいだけにもとどまらず、作品とのマッチ具合も半端ないので、
バトルのときに流れると熱いのなんのって……是非ご体験あれ。



その他


バトルは普通におもろい!

冷静に考えたらアクションゲームなんだし触れておかねばならないのになんも書いていない。
うん、まー、細かく書いていくと長くなるんで思い切ってはぶくわw
でも、端的に感想いうなら普通にアクションはおもしろかったです。




まとめ


全体的に良いが、やや冗長なところあり

かな?
初期の期待が高すぎなければ十分良ゲーだと思います。

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