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黒兎月ですよっと
 
ISLAND レビュー

2018-05-03 Thu 22:59Σヽ(゚∀゚;)トウコウ
アニメ化も決まり、色々動きが見えてきてホットなISLAND。
ライターがごぉさんってことで前々からやろうと思っていたけどは後回しになっており、
ようやくさやるぜ!っとなったわけですね。はい。
というわけで感想書いていきますよー



概要

タイトル:ISLAND
メーカー:Frontwing
公式ページ:http://never-island.com/game/

ジャンル:ADV
シナリオ:ごぉ
原画:空中幼彩
音楽:安瀬聖(Peak A Soul+)

歌:3曲
 Traveler's tale(riya)
 プレゼント(茶太)
 きみがいた(eufonius)
CG:89枚(差分除く)
BGM:37曲
プレイ時間:20時間

本土より遠く離れた南の島、”浦島”。
そこは豊かな自然に恵まれた、まさに楽園。

「いつまでも――こんな時間が続けばいいのに」

しかし複雑な過去を抱え込んだこの島は、
歴史から静かに消え去ろうとしていた。
島の風土病”煤紋病”による本土との確執。
放棄され廃墟と化した”海上ステーション”
五年前に”浦島御三家”を襲った三つの事件。
子供たちの間でまことしやかに囁かれる”神隠し”の噂。
そして、島に残された古の”伝承”――。

「お話ししましょう。この島に伝わる、悲恋物語を――」

島を救う鍵となるのは、
御三家に属する”三人の少女”たち。
しかし彼女らにはまだ、島の行く末を変える力はない。

「この島はもう終わりだよ。救われっこねー」

そんな島に、一人の青年が流れ着く。

「……――今は、何年だ?」

未来から来たと主張するその青年は、
島の因習なんぞくそ食らえとばかりに、
未来を変えるために孤軍奮闘し始める。

「待たせたな、俺が来たからにはもう大丈夫だ!」

だが彼には、別の目的があった。
果たして三人の少女たちは、この島は、世界は、
彼によってどう変えられていくのか――。

公式ページストーリーより引用


シナリオ


おもしろい!……だが締めが物足りず

というのが素直な一言感想です。

予め書いておきますが、個人的にはごぉさんはひまわりとかプレイして
めっちゃいいシナリオ書く人って印象なので、プレイ前のハードル……もとい期待値はかなり高め。
なんでそこらへん踏まえた上の感想です。

また、本作のキャラ紹介ページを見ても分かる通り、
登場キャラ人物はそんなに多くないんですよ。
そんな中で良作なシナリオを書かれるので、多人数による複雑な人間関係の絡みあいとかより、
人物描写を深めていき良シナリオを作られる方です。
更にキャラクターの中でも明確に中心となる子が決まっており、
主人公自身にも個性的なキャラづけがされ、深掘りをされていくことも特徴的な要素です。


さて、話を本作に戻しますが、個人的に今作のポイントは下記。
あ、以後ネタバレありなんで要注意。ただ、核心的なネタバレは流石に避けて書きますね。

①主人公が記憶喪失
②時系列要素
③設定の無駄が少ない

って所ですね。
①、②は公式ページで設定上示唆している内容があるので、当初よりわかっていることで、
組み合わせ的にはなかなか良いものです。

本作は物語紹介にもある通り、閉鎖的な島が舞台となり、
この島には伝承、過去にあった事件&事故などがあり、やや不思議な歴史を持っています。
主人公は流れ者としてこの島にやってきて、
島人と交流していくなかでこれらの真相・事実を探って行くことになります。

ここで重要なのは主人公が記憶喪失ということ。
如何せん島のことは愚か自分のことさえわからないので、
物事を誤認したり、懐疑的になることが多い。
また、逆に今までの自分がない故にしがらみや失うものがほとんどないため、
やたらめったら首を突っ込んだり、変な方向に走ったりもします(元の性格が影響するところも多いが)

そして3点目の設定の無駄が少ない……これはよいネタだったかは別として、
サラッと流した話やモノが後々実はこんな真実に基づいていた……ということが多々あります。
つまるところいい感じに伏線を張りまくっており、それをここぞというところで回収していきます。
上記のこととも組み合わさり、このシーンには何か意味があるんじゃないか?
このセリフには実はこんな思いがあるのでは?みたいな物語に引き込む魅力がすごいんです。

また、時系列要素としては主人公いわくのタイムトラベラー的な話だけでなく、
何年前にどんなことがあった、何日にこんな事件があったみたいなことが多数あります。
これはストーリーを進めるごとに徐々に明らかになるし、暗に示唆されることもあり、
物語の全貌を暴いて行く感じはやっぱり楽しいですねー

んで、色々積み重ねつつ主人公(プレイヤー)が誤認していた!という事実が明らかになり、
ひっくり返す展開もあったりするのでプレイ中はなかなか目が話せない展開になっていますし、
物語の緩急は本当に良いと思う。



っと言う感じでプレイ中盤までは素直に言ってかなり楽しいのですが、
中盤からおや?という展開に……ぶっちゃけ本当にタイムトラベル要素が入ってきます。
(厳密には違うのですが、ニュアンスを捉えて頂ければ)
別にこれ自体は悪いことではないです。
一気に舞台が変わりに、今までとは異なる未知の環境に放り込まれ時の物語の加速度はすごい。


なんですが!!


う~~~む、物語の着地点がしっくりこないんですよね。
一応の着地は見せたし、一通り設定の内容も明らかにはなったんだけど、
端的に言って俺たちの戦いはこれからだ……もといこれからもだ的な終わり方。
つまりハッピーエンドでもバッドエンドでもない、現状続くって感じの終わり方なんですよ。


そんな感じなわけでプレイして面白かったんだけど、
締まらないので終わって見て満足度めっちゃ高ぇぇ!!とはならないんですよねー
後、明示的に示されないことも多いですしね。
うん、シナリオ面はこんなところかなー



キャラクター

本作はどのキャラもよい活躍を見せるのですが、
やはりメインとなるのは3ヒロイン+主人公ですので、
ここでは彼女&彼らについて感想書いていきますよー

御原 凛音


主人公との絡みがとにかく良い

凛音は本作の筆頭ヒロイン……名実共に他ヒロインとは一線を画する描写があるヒロインです。
話の根幹をなす一人ではあるのはもちろん、主人公の拾われ先ってこともあり、
日常的な描写レベルでも圧倒的に描写が多いですね。

そんな彼女を見てみての印象としては、基本は真面目でしっかりもの。
とは言え堅物ではなく、小粋なジョークやからかいもしてきて人当たりがよくよい子というイメージで、
年よりやや若いかなっていうぐらいの情緒豊かな面を見せてくれます。
なんですが、シリアス路線に入ると割りと抱え込んでしまったり、
情が深いこと、実はロマンチスト、思い込むと融通が効かなくなることなど等から、
極端な行動に走ることもしばしば……
そして彼女自身の背景&現状が更にそれを拍車をかけていくという……

こんな感じなのでプラス方面にもマイナス方面にも高い活躍を見せるので、
見ていてあきない……むしろ注目して見てしまうキャラとなっているかと思います。
特に主人公のじゃれ合うような感じの日常描写は見ていて和みますし、
すれ違い劇も見ていてハラハラさせるので大変よかったと思います。
後はCVゆかりんってこともあって、大変可愛らしいと思いますよ。



枢都 夏蓮


思春期的な女の子らしさがGood

男勝りな話し方、それに合った勝気で前のめりな立ち振舞が特徴的な女の子。
しかし、その実3ヒロインの中でも一番常識人だったりもする。

描写的には島を出てってやるという言動、船に乗り込み本土へ行こうと行動を起こしている様、
島の現状への不服と父親との不仲、疾走した母への憧れ等から
アクティブで自分の思いに対して素直な様に見えます。
がしかし、常識人ゆえに子供の自分にはそんな事は無理だと心の奥で理解しているため、
表面的な行動だけに留まり、仕方がないと思い諦めてしまうことが多々あります。
まぁ、悪く言ってしまうとかなり臆病な子なんですよね、彼女。
がしかし、ここらへんの内面描写も含めて見てみると、
思春期的な子としてかなり納得できるし、うまく描いているなーと思えました。
キャラ描写的に流石に凛音には勝てませんが、シナリオ上は十分魅力のあるキャラでした。



伽藍堂 紗羅


3ヒロインの中ではやや活躍が劣る

って感じかな~
当初からやや非常識気味な発言(未来人やら)をしたり、主人公をやたら目の敵にしたり、
結構オカルトに傾倒しているな~的な立ち振舞などが目立つ少女。
かと思ったら、年に似合わぬ達観具合を見せたり、夏蓮に対して核心を附くこともしばしば……
そんな感じなのでキャラの立ち位置的印象としては夏蓮がカバーできていない領分をカバーする、
かなりピーキーなところを攻めているな―という感触でした。

当初は尖っている描写が多めなことから割りと目立つし、何かあるのかな?と思わせるのですが、
後半に進むにつれやや彼女の扱いは控えめに……
メインたる凛音の活躍は語るまでもなく、
夏蓮は現実or日常への抗いポジとして終盤まで残りますし、他にも色々出てきて……なわけで。
後はすっごい雑に感想まとめると、
何だかんだ思い込みの激しい子だったというオチでまとまる感もあるからな~
ただ、彼女自身はやや微妙でしたが、物語上は対比&序盤の勢いとして必要なキャラではあったかと。



三千界 切那


いいキャラだしている!

この作品は良いと思える要素の一つはやはり主人公でしょう。
人間的に好感が持てるとかカッコイイとかそっち方面では全然ないし、
むしろダメ人間、頭より体が先に動く、楽天家とダメな面目白押しなんですよね。
それでも彼をいいと思えるのは、何もわからないなりに前へ前へ進んで行こうとするアグレッシブさ、
閉鎖的環境や納得できないことに堂々とNOを言え、
決めたことには真摯に取り込んでいく様でしょう。
後は人間らしい葛藤も非常に多く、人らしい描写が多いのもGood。
まぁ、頭がアレなので間違うことも変な方向に走ることもめ~~ちゃありますがw

そして何よりコメディ色が高いのもGoodですよね。
それをもって島の陰鬱な雰囲気にガンガン穴を開けていく感じが爽快でもあるし、
単純に笑いをさそう、憎めないキャラクターも大変良かったかと思います。





CG&立ち絵

原画は空中幼彩さん。
何気にこの御方が絵師やっているゲームやるのは初ですね……
ジブリールとかの印象とか強いんで、丸めな可愛い傾向に偏ったイメージでしたが、
主人公を初めて思っていた以上に男キャラもしっかり描けていたので大変好印象。
もちろん凛音筆頭に、ヒロイン前も大変可愛らしかったしね。

CG的な面では、本作は全年齢作品ってことで真面目系なCGしかありませんし、
シナリオ重視の作品ですので、ヒロイン勢とのひととき的なものよりも、
物語の盛り上がりどころや雰囲気重視のところにCGが割かれています。
なので、枚数こそはそこそこですが物語を盛り上げる上でのCGとしては大変優秀。

後はやや伝えづらい感想になりますが、島であることを活かした雰囲気重視のCGはわりと少なめで、
描写の流れからの演出を重視したCGが多かったのが印象的だったかな?
単体では映えづらいけど、物語の流れを知っていると映えるものが多かったと思います。





音楽&映像

音楽は全体的には哀愁が漂う感じのものが多かったかな?
ポップな感じのは大分少なめだったのは間違いないかと。
後は、シリアス系のもちょいちょいありましたが、あまり過度に緊迫を煽る感じはなかったですね~
そんなわけで全体的にはテンション上げるぜー的なのはなく、
雰囲気をしっとり強調していくぜー的なのが多かったですね。

後はOPのリンクをぺたりと





その他

シナリオ外では特になし…かな?



まとめ

普通に面白いが名作には届かず!

ですかね?
それでも十分面白いし、ごぉさんのシナリオの見せ方は大変素晴らしいのでオススメです。
後はアニメ化もあるので楽しみですねー



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