FC2ブログ
黒兎月ですよっと
 
レイルロアの略奪者 レビュー

2019-12-18 Wed 00:15Σヽ(゚∀゚;)トウコウ
お気にいリメーカーの一つ3rdEyeから今年は新作が出たのでプレイです!



概要

タイトル:レイルロアの略奪者
メーカー:3rdEye
公式ページ:http://3rdeye.jp/raillore/

191218_01.jpg


ジャンル:ファンタジー異能力バトル冒険ADV
シナリオ:四万十川清流、不死鳥
原画:蒔田真記
音楽:まもも

歌:3曲
 レイリングクライ(Duca)
 デュアリティ(Rin'ca)
 セレストブルー(花近)
CG:94枚(差分、風景除く)
BGM:47曲
Hシーン:9シーン
プレイ時間:23時間

今から100年、あるいはもっと先の未来――

全ての人類が異能力を備え、日常に存在する事が一般的となった世界
日々の生活にしっかりと根付いた特殊な力、
むしろ持たない者が異端となり価値感が逆転した新しい世界
時代の変革を遂げたこの時代、見渡す景色は様変わりし、文明は大きく後退していた
人類全体の人口は大きく減少し、荒野や緑が多くを占め、過去の建造物が風化し土地に埋もれている


都市レイルロア――

中世的なレンガ造り、街を囲む大きな緑と河川に恵まれた豊穣な土地に開拓された街
国という概念が崩壊し、独立した自治都市のような形で存在している都市レイルロア
自治組織として設立された『保安統制騎士団』は、
犯罪抑止など武力を必要とする任務を主とする自治組織である


未知なる現象――

ある時、一般的に確認されている能力とは異なる、未知なる現象を引き起こす人間が確認された
その現象を人々は恐れ、未知なる現象を“異端錬成<モメント>”、
そしてそれらを扱う人間を“神憑<エラー>”と命名
“神憑<エラー>”は突如現れる“病気”と認知され、『保安統制騎士団』の管理下に置かれる事になった

新たな変革を迎えた時代に揺れる人々は、
自らの力で時代を切り開いていく――

公式ページ世界観より引用


シナリオ

期待通り面白い!

……が期待超えるとこまではいけず


素直な感想としてはこれかな~という印象。
誤解ないよう言っときますと自分は3rdEyeさんの作品は全部プレイしているしどれも好きです。
もちろん今回の作品も発売めっ~~~ちゃ楽しみにしていたので、
それにこたえる面白さで満足!……なんですがどこか物足りないものがあるのも事実。
あ、今更ですが今までの3rdEye作品比較からまず入るので悪しからずw

というのもおそらく3rdEyeさんの作品を全部プレイしている人ならわかってくれると思うのですが、
ここのメーカーさんは成長具合がかな~りいいとこなんですよ。
2作品目までは”うん、まぁ”ってレベルだったのですが、
幻想のイデア以降構成変えたり、シナリオの重厚感変えてきたり毎回”おっ、すっげーよくなっている!”
っと思わせてくれましたからねーここまで成長が見て取れるメーカーはかなり稀ですよ。
特に前作のソーサリージョーカーズのインパクトはかなりデカかった……

でも、完璧かと言われればそうではなく、まだよくなるところはあるよなー
っと思わせてくれる内容だっただけに、今回も激的な”何か”があるのでは!?と期待していました。
そういう意味で面白い作品ではあるんだけど、期待を超える何かはなかったなーという
最初の一言になるわけなんですよ。
まー、高望みしすぎってはあるかもしれませんがね……
でも客観的に見ておもしろいのは間違いないと思います。まじで。


では、ちょっと視点を変えて、もとい本質であるこの作品の内容自体感想を次に書いていきます。
まずは話の構成的な面から少々。

大きな観点として、本作はシナリオ分岐なしの1本道、
そして2人の主人公の各サイドからの物語が順々に展開し、
やがては交わり一つのストーリーになっていくという感じですかね。
男キャラ1にヒロイン2×2セットと言う構成。
大きな視点では前作と同じようにも見えるんですが、
前作はヒロインを含めそれなりに差はあれど6人の群像劇を目指している風があった気がしますが、
今回は完全にレノ&グレイ主観での2視点での物語って印象がかなり強かったです。

また、今作も2ndOPをはさんでも前後半性ですが、後半のほうがボリューとしては少なめの
前半5章の後半3章の構成でした。前回とは逆のボリューム感かな?
各話の舞台的には最初はレイルロアの町中心とした話、
後半はこの世界のお話という感じで世界観と視野が広がるのはGood.
内容的には結構王道路線気味の内容かな~という印象なのでかなりノリやすいし受け入れやすい。

前作との比較でいうとプラスポイントはシンプルで読みやすく理解しやすい物語構成であること、
また前後半伴にボスとして立ちはだかるキャラはかなり良くなったと思う。
一言で言うと単純に熱く盛り上がれるってところかな?
その反面、あまり複雑な内容や味のある心理描写はグッと減ったかなー
2ndOP流れたあたりや後半でガッと話が加速する感じは減ったし、
万人受けしないだろうけどここの描写めっっちゃいい!!みたいなところは減った気がする。
上のほうでも書いたけど、王道路線になったってのが全体を表すわかり易い言葉になると思う。



とまぁ、色々書きましたが昨今では少なくなったバトル系をカッチリ書いてくれるメーカーさんですし、
客観的に面白い内容ですらすら読めるいい物語なのは間違いなしですね。




キャラクター

相変わらずキャラがめっさ多い。
なので、主要陣&気に入りどころ何人かからピックアップして感想書きます。

レノ


2つの顔を持つ熟練戦士

普段はクールで論理的な思考をする落ち着いたキャラ。
ただ~し、略奪時は命令には忠実だがオレ様系なイケイケな暴走機関車になる熟練戦士。

3rdEyeの男主人公は一人は割と真面目でまっすぐな、
言うならば少年漫画的にありそうな性格な人物がいるのが常なのですが、
今作で”一応”その立ち位置いるのがレノ。

”一応”と言うのも今回はかな~り趣向の変わった方向性なため。
真面目系統ではあるのですが、思考はロボットみたいな論理思考重視の感情が希薄系、
がしかし性格は二面性を持ち、略奪時は上記のように普段のお前ドコ行った感じなります。
また、異常なまでに”命令”をもらうことに固執し、
この世界観に染まり、この世界では外れものである略奪者であることを積極的に受け入れるご様子。

感触としては何かガチ大きな過去があって性格が壊れた系ではなく、
この世界観に順応しすぎたゆえにこんな性格が徐々に形成されていった系みたいです。
なので、後半のこの世界に疑問を投げかけていく流れになると
他のキャラとは異質な扱いを受けるようになり、主人公っぽくなってくる感じはGood。
後はなんだかんだ、作中の中で頭ひとつ飛び抜けて戦闘能力高いので活躍の場も多いし、
レノと絡む女性陣は快活でイケイケな子が多いので、その凸凹具合の描写も面白くてよかったですね。



ティルト・ブランドーラ


明るく元気、真っ直ぐ進むジャスティスルーキー

レノのパートナーを務める、ミスティルテインの戦士。
士団長のオルに憧れ統制師団に入ったこともり、正義やら愛やら真っ直ぐなことが大好きっ子。
戦闘面は使い勝手のよい電撃を武器に身体能力も高く、状況判断もしっかりしており、
レノとはなかなか良いコンビを組んでいます。
本作では少ない(というか3rdEyeヒロイン勢全般でも少ない)、かな~り正統派のキャラですね。
見ていて眩しいくらいなキャラです。

とは言え、いい意味でバカ正直なところがあるのとやや真っ直ぐすぎるきらいがあり、
想定外の状況に弱かったり、悪意や策謀にはやや弱いのはご愛嬌。
まぁ、この手のキャラのお決まりとして内面的な成長がテーマになるわけですが、
彼女は本当わかりやすく成長していくし、人間的に成長していくなーのところが見どころ。
オルとの決別あたりがいっちゃん良いね。
また、戦闘面でも見栄えと使い勝手が良い上にかなり優秀なこともあり戦闘を盛り上げますし
上記の成長もあり全キャラで全編を通して見ていて飽きないキャラかなーと思います。

後は何よりも表情と感情表現豊か、技名言ったりでイケボも聞ける上原あおいさんボイスが
くっそいいんでマジでオススメ!



グレイドリック


お調子者なアンチヒーロー

無職、不真面目、口とノリでおまけにヒモ状態というなんともまぁダメ人間街道まっすぐらキャラ。
見た目に反しない軽薄な感じと立ち振舞で日常生活で手を焼かせまくりなんですが、
どこか憎めないところがあるのがファーストインプレッション。
がしかしその実、根はかな~り熱いものを持っており、道徳感や世の中についてもよく理解しています。
ってかぶっちゃけ精神的にはいっちゃん視野が広いと言えるでしょう。
まぁ、見えているとの実行に移すのは全然別の話なんでこういうキャラなわけですがw

また、略奪者として自分を受け入れているレノとは異なり、
陰湿な過去も合わさって自分の事はかなり卑下た感じで見ています。
なんでそこらへんの過去をつかれると結構もろくなる感じ。
がしかし、本作キャラでは珍しく物語中徹頭徹尾自身の守るものが変わらなかったキャラで、
彼の中心は常にフィにあります。
普段ダメダメやろうだけどここ一番ではやるぜー的なノリを楽しみたい人には押せるキャラです。
なんだかんだ一途な感じで、良くも悪くも振り回され役で物語のテンポよく進める上では大事なキャラですね。



イースラ・エイライン


見た目は上玉、中身は残念

パッと見は落ち着いた佇まいのクールビューティーですが、
レリックを前にすると目の色を変えてのめり込む、ゴーイングマイウェイな少女。
歯に衣着せぬ性格なので思ったことはずけずけ言うし、
物事の価値観がかな~り偏ったキャラなので、見た目に反して扱い辛さはヒロイン中No.1。
あの駄目人間筆頭のグレイをもってして匙を投げられるほどですので相当なものです。

作中で前半はその我道を行く感がひじょ~~に強いのですが後半になるとややノリが異なります。
なんだかんだ絡む内にグレイやフィに興味を持ち始め、父親との再会、
世の中が代わり、それに合わせて徐々に人との関係やらに興味を持ち始めます。
イメージ的には変わった性格ではあるんだけど、その実態は幼い精神性だったのかな?とも思います。
他メインキャラが一歩前に進んで成長するのに、彼女だけが多様性を受け入れての成長かなという感じなので。
後は同じ我道を行くでもミリアリストはなかなか対比的なところがあるので、
そこらへんの比較をみつつ見ていくのも面白いかも。



オルシュタット・ダ・リル


まぁ、そういう役回りだよね!

統制騎士団の団長にして当代最強と名高いイグニスナイト、そしてイケメンな仮面な男。
うん、わかるわーあなたはそういう役回りですよねーな流れを裏切らない男でした。
前半は町の英雄として、理想の人物として、偉大なる戦士としての描写が多く、
戦闘面でも見張るものがあり、また乗り越えるべき人物としての描写がGood.
5章では際立っていましたし、ティルトの憧れの姿としての描写あたりはかなりよかった。

なんだけど、後半の扱いがちょっとなーというのが正直なところ。
ぶっちゃけ出番が激減し、決戦前後でもちょい役しかなく、
もっと彼をうまく使えればもっともっと話がもりあがっただろうにな~という感じの印象でした。
別に前面にガッツリ出していけというわけではなく、
彼が積み上げて来たものやらでもっとうまい何かが作れなかったのかな~という高望みですね、ええ。
お気にのキャラというより、一言申したい!!って意味でのピックアップでした。



エルリケイト


物語の良い引っ掻き回し役

今作の変態・変人の敵枠。
妖しい言動と立ち回り、そしてそれを裏切らない策謀の数々と、
本作中で起こる事件の大部分に関わり、事件を大きくしまくりな人物。
パッと見は刹那的快楽主事者的感じだけど、行動は刹那的なものではなく計画性が目立ち、
キャラとしては嫌われどこだけど、物語を面白くする上ではなかなかに優秀なキャラ。
言わずもがなでグレイとの関係性が必見ですし、
徹頭徹尾ねっちこい感じで絡んでくるのと終始ブレない悪意の塊っぷりが大変良かったなーと思う。





CG&立ち絵

原画は今作も蒔田さん。
前作から一人体制になっていますが、数もこなされ安定性はかな~り上がっていますし、
3rdEye好きな人ならもう見慣れた感じでしょう。

CG分配としてはいつもながらバトルものらしく躍動感高めなCGとか、
表情変化も多めだし、野郎のCGも多いので個人的には今作も高評価かな。
んで、こちらもいつもながらHCGはエロゲとしてはめっちゃ低めの1割ぐらい。
逆な比率のゲームが多いからガチでシナリオ面重視してるなーは高評価よね。

後はカットインとか、効果も含めて作中で絵がよく動くのはめっさ良い。





音楽&映像

ボーカル曲数は前回と同じ3曲ですが、
BGMは3、4割ほどのボリュームアップ。
作品の長さはやや減ったことを考えると贅沢に使ってますねー

ただ個人的にはボーカル曲&BGM伴に前作とかよりはややパッとしなくなったかな~という印象。
特にボーカル曲。
歌い手さんが大きく変わったというのが大きいのかもしれないけど、
ガツンとインパクトある感じじゃなくなったんだよなー
ここはちょっと残念かな。


OPは今回も1st、2ndとありますんで、
ここでは公式で公開されている1stOPのリンクをぺたりと貼っときましょう。





その他

Hシーンはクリア後のアフター扱いがメイン。
作中でもシーンはあるにはありますが、ガッツリシーンはクリア後になります。
ここまでわけるなら、作中のもわけてよかったんじゃないかな~と思ったりも。



まとめ

惜しいところはあるが、今回もおもしろい!

数少ないお気に入りメーカーってこともあって期待のハードル高いので、
やや厳しめに書いているとこもあるけど、絶対的にあ評価としては面白いと思います。
話も王道的路線ですので割と万人受けするかなっと思います。



別窓 | ゲームレビュー 企業 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

魔界 真田疾風録~秋の陣~ | 黒兎月ですよっと | 魔界2nd albumのCFリターン届いた!
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 黒兎月ですよっと |