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クリアレイン レビュー

2012-05-29 Tue 22:32Σヽ(゚∀゚;)トウコウ
"幽霊的モラトリアムノベル"
そんなうたい文句にそそられて購入したこの作品「クリアレイン」
今回はそんなオリジナルノベルのレビューをいってみましょう!



概要

タイトル:クリアレイン
サークル:宴
公式ページ:http://www.dragonfin.sakura.ne.jp/cr/index.html

120529_01.jpg


ジャンル:幽霊的モラトリアムノベル
プレイ時間:10時間


今日から五月――春の温かさは花粉と共に蔓延しているはずなのに、
それを吹き飛ばしてしまいそうな存在がそこにはいる。
体の芯から冷えるような雰囲気は、
紛れもなく彼女が生み出しているのだろう。
一人暮らしを始めるときに少し奮発して買った居心地の良いベットも、
既にその効力は無に還った。
枕から、約五メートル。

石像のように部屋の隅に座る幽霊少女は、
ボクに一人暮らしの充実感を喪失させていた。

「きみはだれ?」

と僕は訪ねて。

『かすみ』

と、声ではなく文字でそう答えた。

そんな幽霊少女と初めてコンタクトをとったその日、五月の始まりに。
「透明」な物語は、僕達の帰る家「苑馬荘」を中心にして動き出した――。

"しとしと"と、"ぽつぽつ"と、"ざあざあ"と。
僕の中でクリアレインは悲しく降り注ぐ。


公式ページ物語より引用



シナリオ


物語のまとまり感が非常に良い!


本作は、主人公の周りで起こる幽霊に関係した事件に巻き込まれる中、
各キャラクターの未練や後悔を解決していくというもの。

そんな物語は5月~10月までの期間を有し、
それぞれの月ごとにスポットライトが当たるキャラが異なる章構成になっています。
各章で中心となるキャラは突然現れた幽霊、大学の先輩、もしくは親友etc…

各章ごと見た場合、各人が抱える問題は当然異なります。
彼らが抱える問題には根幹となる要素が1つあり、それに向き合っていくというもの。
章ごとに見た場合、問題の背景、問題解決のためのプロセス、そして着地点と
かなりまとまりが良い印象を受けました。

しかし、そこだけでは収まらず、各章で少しずつ明らかになっていくこと、
また向き合ってきた問題に最後は主人公自身が向き合うことを求められる流れになり、
物語全体でみた場合に非常にしっかり構成が練られているな~と感じました。

また、おちゃらけるとこや真剣に向き合うところの切り替えもしっかりしていたので、
物語に緩急……つまり盛り上げるところと日常っぽいところの切り替えにメリハリがあり、
結構テンポ良く進めることもできたのも好印象。

個人的には、友達であるアリス兄妹のエピソードとかが特にお勧めですね。


奇想天外な物語、すっごい感動的な物語があるってわけではないですが、
全体的によく練られたシナリオで、良さがじわじわ理解できる作品だと思います。




キャラ

物語にしっかり関わってくるのは10人ぐらい。
同人ゲームとしてはかなり多い部類だと思いますし、
日常系ってことも考えると結構レアじゃないだろうか?
とりあえず章ごとの登場人物に着目した流れで主要人物の紹介&感想を書いてみよう。




引っ越してきた主人公の家に居座る幽霊少女。
やんちゃっぽく見えるとこもあるが、思いは一途、ここ一番ではわがままは言わない少し不器用少女。
端的にキャラ性を述べるならいじって楽しい、そして見守りたいキャラってところでしょうか。
ムードメーカー的立ち位置な彼女ですが、
ストーリーのポジション的にもコアなところにいますのでそんな彼女をご覧あれ。




主人公の前に現れる第二の幽霊少女。
ロリっぽい見た目に沿ったわがままっぷりと、ヤンデレっぽい発言&行動で恐怖を与えてくれます。
でもそんな傍若無人な彼女にも拭えない未練があり……
実は飄々とした主人公とも共通点があり、お互いに本心やらに向きあっていくところがポイント。
良くも悪くも子供っぽいってのがいい味出ているんじゃないかな?



蓮水アリス
主人公の親友的ポジション。
優等生らしい彼が抱える家族との問題……特に妹のテレスとの関係、真実が結構シリアス気味。
そんな中で見せる彼の弱さと強さ、甘えを許されない状況で怯えつつも一歩づつ進む姿勢がGood!
ストーリー内での彼の姿勢にはメリハリがあり、ここ一番ではビッシリ決めてくれます。
人間らしさを見せつつ、決めるときは決めるできた子ですよ、ええ。



奈良原 空
のんべえ的な雰囲気があふれている先輩。
そんな彼女だけど愛嬌があり、面白いファンションだったりと、憎めないところがあります。
しかしそんな彼女は精神的にもろい&幼いところがあり……
彼女が夢からさめ、自分自身とどう向きあっていくかってところあたりがポイント。
個人的には最初のイメージから結構ぶれなかったかな~と思います。



不動 紫
主人公と同じアパート不動紫の姉にして自称プロニート。
両親のスネをかじり、身だしなみも気にせず日々ゲーム&寝ることで人生を浪費中。
そんなダメダメな生活にそぐわず、性格は意外と陽気で軽い感じ。
しかし、それは彼女の真面目すぎる性格ゆえに至った姿だったりします。
他のキャラ達と違い、
過去の問題に真面目に向き合い過ぎたらどうなるかってのを体現しているとも言えますね。
そんなわけで他のキャラ達とは異なった方向性の味があります。



千崎 凪
最後に本編の主人公こと凪。
日々を飄々として過ごし、空気を読みつつ、人と深い付き合いを好まない。
物語が進む中で、様々な未練を抱えた幽霊達と交流することで少しずつ成長を見せますが、
本当の意味で彼が成長していたのかというと……
何はともあれ彼が各章で何を学んだのかを意識しつつ、
彼の視点では物語がどう見え、どう感じていたのかを考えながら進めると物語全体がよく見れますよ。
彼が常に話の中心にいるわけではありませんが、何だかんだで物語の軸になる主人公って感じでした。



とりあえず、ざっくりキャラ紹介&一言感想でした!



その他

特記事項は特になし……かな?
強いていうなら体験版はあるので、気になった方はサクッとプレーしてみるのがいいかもしれません。



まとめ

全体的な構成がいいなと思える作品!


一つ一つの章はポイントを抑えつつ、
最後はそれらがまとめて主人公に降り掛かってくるといい流れだったと思います。
また、物語自体のテンポもほどよく読みやすいとおもいますよ~


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