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黒兎月ですよっと
 
創世奇譚アエリアル レビュー

2012-09-09 Sun 17:27Σヽ(゚∀゚;)トウコウ
個人的に今年発売の中でトップレベルの期待をしている作品創世奇譚アエリアル!
ロボットや飛行機野郎達、そしてその男達を見守る人たちと、
熱いノリが!深い想いが!!感動が!!!生まれそうではありませんか。
では、そんな作品たる創世奇譚アエリアルの感想書いてみよー



概要

タイトル:創世奇譚アエリアル
メーカー:あかべぇそふとすりぃ
公式ページ:http://www.akabeesoft3.com/products/aerials/index.html

120909_00.jpg


ジャンル:美少女ロボット・スカイアクションノベル
シナリオ:井上啓二
原画:川原 誠、ざせつおう
SD原画:田口まこと
メカニックデザイン:ikki
音楽:Miyaji

歌:3曲(しほり、蘭丸、綾那)
CG:154枚(小物絵やカットイン含む、差分等除く)
BGM:30曲(ボーカル曲除く)

プレイ時間:26時間


――紺碧の海深く、グラン・ブルーに包まれて、少女は眠る。
いつの日か再び、『エレメンタル・ドライバー』と巡り会える日を夢見て――


温暖化現象を遥かに上回る『惑星高温化現象』に襲われた、西暦2040年の地球。
北極&南極の氷山、北欧のフィヨルド、ヒマラヤの氷河、シベリアの永久凍土――
あらゆる氷が融解し、地球全土が海没。
生き残った僅か10万人の人々は、人口海上浮揚都市『アクアポリス』で絶望に満ちた漂泊の日々を送る。
そんな『アクアポリス』に、追い打ちを掛けるように正体不明の機会生命体『SPOOK』が襲いかかる!
蒼穹の空と紺碧の海に挟まれて、『アクアプリス防空隊』と『SPOOK』の激しい空中戦が繰り広げられる!
圧倒的な数の『SPOOK』に、ジリジリと消耗し、追い詰められていく『アクアポリス』。
そんな滅亡寸前の人類の前に、謎の美少女『星海凪』と人形機動超兵器『アエリアル』がその姿を現す。
凪とアエリアルが、残された人類に指し示す未来とは――?
人口海上都市『アクアポリス』で繰り広げられる、恋と友情、出会いと別れ、生と死――


公式ページSTORYより引用



シナリオ

熱い物語が今ここに!!


まさにこの一言につきるでしょう。
エロゲと言えば如何にかわいい女の子といちゃらぶできるかが重要ですが、
本作ではそんなものおまけです。ええ、そんなものおまけです※大事なことなので(ry

本作の軸となるのは東郷兄弟。
片やパイロットとして人類を護り続け蒼穹の英雄「東郷シュウ」
片や英雄たる兄に憧れる予備搭乗員訓練生……
そして人型機動超兵器アエリアルのパイロットとなる「東郷シン」

この2人の男達が紺碧の海と蒼穹の空に挟まれたこの世界……
人類滅亡寸前の世界において見せる「生き様」が最大のポイントでしょう。



さて、そんなシナリオの最大の魅力を語りつつ、
実際の内容にちょいちょい入っていきます。

シナリオは章構成で全8章。

前半はこの世界感を踏まえつつSPOOKとの戦闘、徐々に疲弊していく人類、
そして「対応変異」によりさらなる窮地に立つ人類と現れる希望「アエリアル」

中盤はアエリアルに搭乗することを決めるシンとそんな彼に訪れる数多の試練、
窮地に陥り続けるアクアポリスに起きる一大事件。

後半は一欠片の希望が見えてきた人類が最後のチャンスをつかむべく最後に作戦に乗り出し……
とまぁ、こんな感じで進んでいきます。



また、分岐もあることにはあり、ヒロイン的な立場のキャラが変わるのですが、
実際のところ話の主軸にはまったく影響がありません。

恋……そして友情って要素も確かにあるにはあるのですが、
全編を通して感じた印象としては『人の生き様』ってほうに主眼があると思います。

最初のほうに書いた通り東郷兄弟が主軸にあるのは間違いないのですが、
ASDFのメンバーとして戦い続けるパイロットや艦長などの人々、
アクアポリスが行政を担う行政庁のに人々、
そして報道や病院の人々などあらゆる人物がそれぞれの信念のもと今を生きています。

しかもそれぞれの目指すべきゴールは同じであっても
必ずしも考えは同じではなく時にぶつかり、時には協力し、ストーリーを盛り上げてくれます。

みんなが己の正義や道を信じているがゆえにその思いは強く、濁りない確信に満ちているから、
見ている僕らを惹き込んで止まるところを知らないって感じでした。



とは言っても最初にも述べた通り、最大の魅力は東郷兄弟!

既に完成された空の英雄として人に希望を与えるシュウ。
彼には他の誰よりも確固たる自分があり、
人はどうこの世界でどう生きるべきなのかという強い信念を持っています。

『F-40A』で大空を駆り、SPOOKを撃墜していく様はまさに黒豹のごとき靭やかさと強靭さを誇り、
戦闘面以外でも頼れる……そして周りを導かせる「兄貴」って感じの存在感があります。
このストーリーにおいて彼の魅力に打ちのめされることは間違いないでしょう。


一方の弟のシュウ。
一見してひ弱そうにも見える彼ですが、兄の背を見て育ってきたのは伊達ではありません。
同級生が戦地におもむき、友を失い、人類がますます逼迫していく中で急成長を遂げていきます。

自分の弱さと甘さを受け入れ、己がなすべきことを見つけ邁進していく彼には、
兄のシュウとは違う魅力があります。
徹頭徹尾かっこ良いわけではなありませんが、だからこそギャップが映えますし、
一歩一歩でも着実に成長していく彼には素直に賞賛を送りたいですね。


そして何より重要なのはこの2人が織り成す関係でしょうね。

物語全体を振り返ってみると、この2人が直接的にやり取りをしているシーンは実はそこまでは多くありません。
ただ、彼らの頭の中には必ず兄or弟の存在があります。

シュウは誰よりにでも誇れる兄としての姿を見せ、
シンの生き方のことを常に案じていながらも決して安易には手を差し伸べません。
シンはさすがシュウの弟だと言われるような姿を見せるべくコツコツと努力を重ね、
常に兄を目標に定めて道を進んでいきます。

お互いをお互いに誇れるような兄弟であろうとする彼らの生き方は、
一般的な兄弟とは少し違うかもしれませんが、歪みのないその姿勢に非常に強い絆を感じました。



とまぁ、ストーリー関係の概要&強くプッシュしたいところはこんなところかな?

正直局所的にしかストーリーの感想を言ってないきもします。
アエリアルの活躍とか、SPOOKの脅威やら物語での見せ場etc...
うん、全然書いてないなw
そんなわけで、それ以外の要点としてロボットものとしてどうなのかについて書いてみる。



んで、問に対する答えから言うと、ロボット物としては微妙……かな?
これは各人のロボット物の定義にもよりますが、
アエリアルの手に汗握るようなバトルとかに過度の機体はNG。

もちろんそういった要素は無きにしもあらずですが、
アエリアルは圧倒的な戦力を有しているためそういったバトル要素は少なめ。

むしろ熱いバトルなら戦力が近しい、戦闘機 vs SPOOKのほうが燃える展開多いですよ。
つまり、ジャンルに書いておるスカイアクションノベルってところが重要!
おかげでシュウ兄さん輝きが異常ですw

また、アエリアルは圧倒的強さをもち、戦いの描写もかなりカッコイイものが多いのですが、
”人類を生残させる”という大前提など色々と制限が多く自由に戦うことができません。
そういうわけで作戦の関係上のハラハラ感だとか、ASDFとの連携とかを楽しむのが吉。

そんなわけでロボットものとしては微妙だけど、
そもそもこれはロボットとものとして見るのが間違いってのが結論かな~



以上を踏まえてシナリオ的な面からのまとめは、

1.人の熱い生き様が見られる!
2.戦闘機のバトルが見所!
3.ロボット単体よりはASDFを含めたうえでの作戦行動を楽しもう!



以上!



キャラ


熱い想いを持ったキャラが多い!


ストーリーの感想のところでもそれっぽいことを書きましたが、
端的にキャラの感想を述べるならこれですね。

もちろん、個人個人でその核となるところはことなるのですが、
逆にそれが物語を多面的に見ていく上では非常に魅力的でした。

ではでは、東郷兄弟に関してはシナリオ部分の感想とかぶるとこもあるかもしれませんが、
主なキャラクターたちの中からピックアップどころについてちょいちょい書いていきますか。



東郷シン

本編主人公。

学園に通う予備搭乗員訓練生にして、ASDFにこの人ありと言われる東郷シュウの弟。
パッと見や序盤は、押しが弱いところや過程的なところもあり、
優しくもちょっとなよなよした子なのかな?っという印象を抱かせます。

しかし、彼が育った環境……
英雄たるシュウの弟であること、大融解やSPOOK出現という人類の危機たる時代に生まれたことなどを背景にし、
SPOOKの対応変異をトリガーとしたさらなる危機により、彼は急速に成長していきます。

このようなことから、徹頭徹尾強い男というわけではないので、
精神的な成長や弱さを受け入れた上での強さなどが彼を見る上での魅力となるでしょう。



東郷シュウ

タフガイという言葉が非常に似合う空の男。

作中では酒と女を愛し、圧倒的な操縦技術をもつパイロット中のパイロット。
また、強気信念を持ち、ユーモアも忘れず、仲間からの信頼も熱くカリスマ性も高く、
端的に言ってめっさ出来る男……いや、兄貴と呼ぶに相応しい男!

そんな彼は作中では初っ端から完成された男として描かれています。
あらゆる危機に瀕しても動揺したり自分が揺らぐことがなく、状況を把握し最善の一手を常に打とうとします。
かといって人間味が無いわけではなく、感情の発露をすることもあるし、ある一面では弱さも兼ね備えていたりも……

しかし、それら全部を自分として受け入れたうえで自身の道を突き進む有り様には、
彼の中に人として生きる上での確たる”芯”があることを感じさせます。
そんなわけで近年稀に見る、カッコイイ男の生き様を見せてくれるでしょう。



星海凪

1万後の「Futurians」が送り込んできた人工生命体。

POOKが対応変異をしことで行動を開始し、
アエリアルのパイロットとしてシンを選びパートナーとして行動することになる、小柄で無口な少女。

序盤は出番がほぼ皆無ですが、アエリアルの登場以降はメインキャラの一人として活躍しだします。
登場当初はやはり機械的な振る舞いが目立つ彼女ですが、
シンや彼の周囲の人物と接触することで彼女にも徐々に変化が現れていきます。

ただ、この手のキャラにしては少々珍しく、ヒロインとしての変化ではないように思いますね。
もちろん好意があるのは間違いなのですが、どちらかというとパートナーとして、
そして人工生命体の純粋な成長としての要素が強いかな~と思う。
ヒロインとしての活躍は×だけど、パートナーとしては○!



柏木りさ

ASDFの予備士官にあたる、即応予備少尉の少女。

救助民の出身で家族のために予備士官となる。
そんな彼女は出身の関係もあり性格的には真面目でリアリスト。
今の時勢……そしてSPOOKに恐怖を感じ、
弱さをもつものの自分がなすべきを見定め一歩一歩進んでいきます。

おそらく今作でかなりの人に影響を与えた人物ではなかろうか?
彼女の行動や言動は一つ一つにそこまでのインパクトはありません。
しかし、それらの積み重ねは振り返った時に重みを伴い、心の一角を強く支配します。
厳しい時代に生きる少女の生き方をご覧あれってところでしょう。



鹿島早紀

シン達の学園の美人教師。

学園では話しやすい性格で面倒見をいいこともあり人気がありますが、
私生活……そしてこの時代に生きる人してはかなり弱い面を見せる女性。

急には変われない大人ながらも、時代の変化や子供たちの急成長に伴い、
周りに急かされながらもこの時代に生きる大人として変化していくところがポイントでしょう。
成長よりは変化……そしてなすべきことをなす大人って点に注目するのが吉。



ケイト

アクアポリスのABNに所属する看板レポーター。

ファイアボールのあだ名に相応しく、
自分の信じる報道の正義を体現するべくひたすらに邁進します。
そんなわけで危険やら上の命令やらに構わずアクアポリスの今を取材!取材!取材!!

最初は彼女の我が強すぎて、報道に結構彼女の見方が入っているんじゃないかな~と思いました。
ただ、目の前のできごとを乗り切ることだけが大切なのか、人類が生き延びらればそれでいいのか、
って点を考慮すると彼女の有り様はこれで良かったんだろうな~と思いますね。
SPOOKとどう戦うかだけが人類への問いかけじゃないってことを認識させてくれる人ですね。



以上、メインのピックアップどころでした。

個人的にはシン、シュウ、凪あたりがかなり好きですね~
後の面々は好きかどうか別としてシナリオ上は重要だよなって感じ。



んで、他の面々(立ち絵ありな面子)についても最後にサラッと書くと、

クラスメイトの尾身と未来はちょい存在感が微妙だったかな~
必要だとは思うのですが日常の象徴的な感じで落ち着いてしまっているので、
なんとも微妙な役どころでした。

涼子とオーサーはなかなかに良い感じ。
それぞれシュウ、そしてケイトのパートナーとして活躍するわけですが、
一線には出張らずとも役どころを抑えたいい立ち振舞、時たまグッとくる一言などを残してくれました。

マグワイアとアンバーは可も不可もなくって感じ。
前者は鬼教官として、後者はシンの弱さを引き出す要素としてよいキャラでした。

土屋は悪くないんだけどもっと頑張れた子だと思う。
個人的には結構期待していたんですよね~捻くれつつも努力で地位を得た彼には。
りさとの出来事をもうちょいうまく扱い、シンくんともうちょい良い感じに絡んだほしかったな……



CG&立ち絵


多種多様なCGがふんだんにある!


概要で書いある通り全CG枚数は154枚(差分扱い除く)ですが、
キャラクターCGとなるとちょい量は少なめ。

ただ、その変わり航空機などの軍事系、SPOOKなどの化物、そしてアエリアルと
多種多様なCG郡により彩られます。
ジャンルのスカイアクションが示すようにこれらのCGがあるほうが物語をより際立出せてくれるので、
個人的にはなかなかに良い配分だと思います。

もちろん、キャラクター関係やらHシーン的なものも抜かりはないのでそこらへんも問題なしですかね。
まぁ、Hシーンはシン君がベッドヤクザすぎるので、
思っていた異常にマニアックな感じがしなくもない……かな?

ただ、個人的にはシュウ兄さんのCGがほとんどないのが残念……
ストーリーであんなにカッコイイだからCGでもいいシーン作ってほしかったな~



音楽&映像



ボーカル曲は大絶賛!!!



こんなに曲がマジでいい!と思った作品は久々かもしれませんね。

OP曲は一度聞けば忘れられない神秘さが曲全体の根幹にあり、
スピード感や爽快感がまさにスカイアクションノベルって作風にマッチしていると思います。



ってか端的に言ってカッコイイんだよこの曲!



そして、プレイした人にしかわからない挿入曲!



これは熱い!熱すぎる!!



うん、正直挿入されるシーンが盛り上がりどころすぎて、
そして曲がその雰囲気をガンガン盛り上げてくれてやばいのなんの……

いや~ぶっちゃけ男の戦い!ってのがやばいね。
飾り気のない真剣かつ譲れない戦いって雰囲気がビシバシつたわってきます。

なにはともあれこれはゲームやってみて感じてくださいとしか言えないので、是非ともプレーあれ。

後、最後にOPムービーのリンクをはっておきます。





その他

TIPSあり!

いわゆる用語集。
SPOOKに始まりこの世界感ならでは言葉や設定に始まり、
各航空機体の説明だったり、アエリアルの武装だったりetc...

なくても作中の流れでだいたいの意味は理解できますが、
がっちり知りたい、振り返ってみたいって意味では親切設計ってところでしょう。




まとめ


今年屈指のシナリオ!!


ですね。僕的には。
シナリオ性が強い作品が……特に熱い物語がやりたい人にはマジでオススメの一本!

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